ノニト・ドネアが引退を熟考!人気ボクサーが戦い続けることを選んだ理由とは?
軽量級のスーパースターが苦悩を告白です!4階級制覇の実績を誇る「フィリピンの閃光」ノニト・ドネアが、2012年から引退を考えていたことを告白。12年ぶりの黒星を喫したギジェルモ・リゴンドー戦のあと、引退と深く向き合い、現役続行を選んだ理由を語りました。
「実は、トシアキ・ニシオカ戦のあと、真剣に引退を考えたんだ。やるべきことを成し遂げた達成感、トップファイターの存在感を証明できたことで、少し燃え尽きた感があったんだよ。引退する条件はそろっていたね」
「それからホルヘ・アルセに勝ったけど、ギジェルモ・リゴンドーに負けてしまった。リゴンドー戦について言い訳をするつもりはないよ。完敗だったからね。みんなが言うように、集中力を欠いていたことも認めるよ」
【Photo:Showtime】
2013年4月に行われたノニト・ドネア対ギジェルモ・リゴンドーのスーパーバンタム級王座決定戦。世界中のボクシングファンが注目した大一番で「フィリピンの閃光」を待ち受けていた運命は12年ぶりの敗戦。持ち味を発揮することが全くできない完敗でした。
「敗戦直後は悔しかったけど、今はリゴンドーに完敗を喫したことに感謝してるんだ。リゴンドーに負けたことで、本気で引退を考えた。引退と向き合うことで『まだリングで戦い続けたい。あと何年か、ボクサーとして生きるんだ』って気付いたんだ」
「戦い続ける限り、アルツロ・ガッティのようなエキサイティングな試合をするためにリングに上がりたい。ガッティは世界でトップクラスのボクサーじゃなかったけど、彼よりファンを喜ばせることができるボクサーはいないよね。勝つなら、KOで勝ちたいよ」
「引退」の二文字が照らしたノニト・ドネアの最終章。苦悩から抜け出した誇り高き「フィリピンの閃光」は再び輝きを取り戻し、ボクシング界を席巻することができるでしょうか?再起戦の予定は年内。対戦候補の最有力はビッグ・ダルチニャンです。
ノニト・ドネア対ギジェルモ・リゴンドーの試合観戦レビュー
2013/04/14 | 運命の王座統一戦!ノニト・ドネア対ギジェルモ・リゴンドー |