バーナード・ホプキンス撃破なるか?敵地アメリカで大金星を狙うカロ・ムラート
千載一遇のチャンスを手にした挑戦者は世界を驚かせることができるでしょうか?初の世界タイトル挑戦に燃えるカロ・ムラートが10月26日(日本時間10月27日)に対戦する48歳の「戦う伝説」バーナード・ホプキンスの印象とタイトル奪取に対する意気込みを熱く語りました。
「私は、12歳の頃からホプキンスの試合を観戦してるんだ。もちろん、彼が成し遂げた偉業も知ってるよ。ミドル級で4団体の世界タイトルを統一。48歳でライトヘビー級チャンピオンに返り咲き。すごいとしか言えないね。同じボクサーとして、ホプキンスを心から尊敬してるよ」
「でも、リングに入れば、過去のキャリアなんて関係ない。勝つか負けるかの真剣勝負だからね。ホプキンスのことは尊敬してるけど、もう30歳の頃のスピードはないよね?彼は、48歳のボクサーなんだ。経験とクリンチで、やっと勝っているんだよ。恐れることなんて何もない。試合開始のゴングが鳴ったら、彼を痛めつけて、タイトルを奪うだけだよ」
バーナード・ホプキンスをリスペクトしながら、自信に満ちあふれたカロ・ムラートのコメントですね。30歳のカロ・ムラートは心技体のすべてが充実している理想的なタイミングで「戦う伝説」バーナード・ホプキンスに挑戦します。48歳のバーナード・ホプキンスに対して「30歳のエネルギッシュなボクシングで倒し切ってやるぜ」という感じでしょうか?
管理人は、バーナード・ホプキンス戦が決まるまで、カロ・ムラートの試合を観戦したことがありませんでした。お世話になっている皆さんにVTRをお借りして、試合を観戦した率直な感想は「典型的な攻防分離のボクサーだね。少し背中を丸めて顔面からボディをスッポリと隠すガードはアルツール・アブラハムに似てるかな?攻撃は上下に打ち分ける力強い連打が魅力だね。想像していたよりスピードもあるなあ」です。
ボクシングファンの皆さんがご存知のように、バーナード・ホプキンスは攻防分離のボクサーをめちゃめちゃ得意にしているので「うーん、相性は悪いかもしれないなあ」が、管理人の正直な感想です。でも、カロ・ムラートは手数が出る攻防分離のボクサーで、スピードも思ったより速かったので、バーナード・ホプキンスを苦しめる可能性に期待したいですね。
敵地アメリカへ乗り込み、悲願の世界タイトル奪取を狙うカロ・ムラート。ヨーロッパを舞台に活躍を続ける「無名の挑戦者」は「世界中のボクシングファンが知っている伝説のボクサー」を打ち倒し、最大級のサプライズを演出することができるでしょうか?バーナード・ホプキンスを簡単に休ませないボクシングができれば、おもしろくなると思うんだけどなあ。