マニー・パッキャオはティモシー・ブラッドリー対マルケス兄の試合を観戦せず
復活をかける「パックマン」はまもなく迎える大一番に集中しているようです。6階級制覇の実績を誇る「アジアの英雄」マニー・パッキャオが、10月に開催されたティモシー・ブラッドリー対ファン・マヌエル・マルケスの感想を求められ、試合を観戦しなかったことを明らかにしました。
「実を言うと、ブラッドリー対マルケスの試合は観戦してないんだ。11月23日(日本時間11月24日)のブランドン・リオス戦に向けて、集中して練習に取り組んでいる最中だからね。試合前にブラッドリーが勝つと思うよって予想したから、結果を知って、うれしかったんだ。彼が勝ったことに驚きはないよ」
「ブラッドリーは私に判定勝ち、マルケスはKO勝ちだったけど、私に勝った内容で2人の勝敗が決まるわけじゃない。ボクシングは、そういうスポーツなんだ。勝つときもあれば、負けるときもあるよ。私は過去の敗戦を乗り越えて、リオス戦に向けて全力でトレーニングするだけだ」
【Photo:Top Rank】
未来へ進もうとするマニー・パッキャオの気持ちが感じられるコメントですね。マニー・パッキャオはティモシー・ブラッドリーとファン・マヌエル・マルケスに連敗を喫して、崖っぷちに追い込まれています。11月23日のブランドン・リオス戦の結果によって「引退」が現実味を帯びてくるかもしれません。
ティモシー・ブラッドリー戦とファン・マヌエル・マルケス第4戦に関して言うと、管理人は、マニー・パッキャオのコンディションは決して悪くなかったと思っています。全盛期と比較して、スピードとパワーは落ちていると思いますが、ティモシー・ブラッドリー戦は「ジャッジに泣かされた」、ファン・マヌエル・マルケス第4戦は「KOを狙いすぎた」結果だったと考えています。
【Photo:Top Rank】
そんなわけで、ブランドン・リオス戦はマニー・パッキャオのコンディションに興味津々です!ブランドン・リオスは、マニー・パッキャオが得意とするタイプだと思うので、コンディションさえ整えることができれば、マニー・パッキャオが有利な気がします。アントニオ・マルガリートに圧勝したときのような一方的な展開になる可能性もあるんじゃないかな?
逆に言うと、ブランドン・リオスに負けるような結果になれば、マニー・パッキャオに「何かしらの衰えや変化がある」って証拠だと思うんです。そんなこんなで、ブランドン・リオスは「パッキャオの今」を知ることができる絶好の対戦相手ではないでしょうか?
ティモシー・ブラッドリーとファン・マヌエル・マルケスに連敗を喫し、正念場を迎えたマニー・パッキャオ。宿敵の激突を観戦することなく、未来へ向けて突き進む「パックマン」は、ブランドン・リオスを撃破して「ゲームオーバー」を回避できるでしょうか?ボクシング界の頂点を走り続けたマニー・パッキャオのサバイバルマッチから目が離せませんね。