ケリー・パブリックが告白「このまま引退する確率は95%」

ケリー・パブリックはこのまま引退してしまうのでしょうか？パワフルな攻撃でミドル級の挑戦を極めたケリー・パブリックがビッグマッチを実現できる可能性が低いこと、健康に配慮したいことを理由にリングを去る可能性が浮上しました。

「偽善者ぶるつもりはないから正直に言うよ。グローブを置くタイミングだと思う。もしかしたら、将来的にもう一度戦いたくなることがあるかもしれないけど、今の気持ちは固まっているんだ。95%の確率で、この引退がリングとの永遠の別れになると思うよ」

うそーん！めちゃめちゃ驚きましたね。まさかの引退宣言です！将来的な復帰に含みを持たせていますが、今のところ、ケリー・パブリックの決意は固いようですね。モチベーションの低下もあるのかな？

本来なら、ケリー・パブリックは1月26日（日本時間1月27日）にアンドレ・ウォードと対戦する予定でした。しかし、アンドレ・ウォードが肩を負傷し、試合は2月、または3月の開催をメドに延期となりました。

さらに、当初、軽症だと思われていたアンドレ・ウォードの負傷が予想以上にひどく、試合は難しい状況に。最終的に、延期ではなく、キャンセルになってしまったんです。ケリー・パブリックにとって、久しぶりのビッグマッチだけに本人の落胆も大きかったようですね。

【Photo:The Ring Magazine】

「ウォード戦が流れて、これから先のビッグマッチの計画も白紙になってしまったんだ。アルコール依存症を克服して『これから』ってときだったから残念だよ。今は近い将来、ジムを開こうと考えているところなんだ。ボクシングジムにするかどうかは決めてないけどね」

ケリー・パブリックの発言に対して、彼の復帰を支えてきたトレーナーのロバート・ガルシアがコメントを発表。「実は、パブリックから相談を受けていたんだ。私にできることは彼の決断を尊重するだけだよ」と語りました。

「パブリックは金のために戦っているわけじゃない。ファンのために戦い続けたボクサーだ。もし金のために戦うボクサーならウォードの復帰を待って試合をしたはずだからね。そうすれば、1日で1億円以上を稼ぐことができたんだ。でも、彼はそれを選ばなかった」

「パブリックが戦おうと思えば、まだまだ戦えたはずだ。でも、彼が納得するメンタルやフィジカルのコンディションを維持することが難しくなっていたんじゃないかな？パブリックの決断を100%支持するよ」と愛弟子をリスペクトしました。

ジャーメイン・テイラーに連勝を飾り、一躍トップボクサーの仲間入りを果たしたケリー・パブリック。正面からワンツーで勝負する正直なボクシングで世界の頂点をつかんだボクサーが、自分に正直な決断でリングを去ろうとしています。また、戻ってきてほしいなあ。

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