ウェルター級12回戦
IBF世界スーパー ライト級チャンピオン |
レイモント・ピーターソン(アメリカ) 戦績:33戦31勝16KO1敗1分 |
WBC暫定世界スーパー ライト級チャンピオン |
ルーカス・マティセ(アルゼンチン) 戦績:36戦33勝31KO2敗1無効試合 |
レイモント・ピーターソン対ルーカス・マティセの試合内容(前編)
IBF世界スーパーライト級チャンピオンのレイモント・ピーターソンとWBC暫定世界スーパーライト級チャンピオンのルーカス・マティセが激突する注目のチャンピオン対決。将来のビッグマッチをかけたテクニシャン対ハードパンチャーのサバイバルマッチです!
なお、レイモント・ピーターソン対ルーカス・マティセは、スーパーライト級のリミットより1ポンド重いキャッチウエイト(契約体重)で行われます。タイトルこそかかっていませんが、人気と実力を兼ね備えたチャンピオンが激突する実質的な王座統一戦ですね。
しかも、勝ったチャンピオンは、WBCチャンピオンのダニー・ガルシアと年内に対戦するプランが浮上しています。次のビッグマッチが用意されているビッグマッチって、たまりませんね!「勝者が別の試合の勝者と戦うトーナメント形式」はわかりやすくて大好きです!
粘り強いボクシングで頂点をつかんだテクニシャンのレイモント・ピーターソンが勝利を引き寄せるのでしょうか?それとも、アメリカのファンを魅了するルーカス・マティセの強打がさく裂するのでしょうか?さらなるビッグマッチをかけた戦いのゴングが鳴り響きます。
【Photo:Showtime】
試合は、前進してプレッシャーをかけながらパンチを上下に打ち分けようとするルーカス・マティセに対して、レイモント・ピーターソンが鋭い左ジャブを連打し、距離を取ろうとする展開で始まります。
「距離を詰めたいマティセ。距離を取りたいピーターソン。どっちの距離で戦うかで、試合の流れが大きく変わりそうな展開だぞ」と両者の作戦に注目する管理人。ルーカス・マティセが立ち上がりから予想以上にプレッシャーをかけていますね。
2ラウンドに入ると、プレッシャーを強めるルーカス・マティセに対して、レイモント・ピーターソンが踏み込んでパンチを打ち、応戦する場面が増えます。レイモント・ピーターソンは距離をキープしながらも、強いパンチでルーカス・マティセの前進を止めようとしていますね。
【Photo:Showtime】
「距離が近くなってきたなあ」と思っていると、2ラウンド残り1分。ルーカス・マティセが、レイモント・ピーターソンの左ジャブに合わせて、強烈な右ストレートのカウンターをテンプルに打ち込みます!
「あ、効いた!」と思わず叫ぶ管理人。レイモント・ピーターソンはダメージの影響で、動きが鈍っています。攻勢を強めるルーカス・マティセはレイモント・ピーターソンをロープに詰めて左フックを一閃!パンチを浴びたレイモント・ピーターソンがヨロヨロとリングに崩れ落ちます。
【Photo:Showtime】
「うわっ!めっちゃ効いてる!ピーターソンはめっちゃ苦しくなってきたなあ。逆に、マティセは絶好のチャンスだよ」とルーカス・マティセに大きな拍手を送る管理人。ダウンから立ち上がったレイモント・ピーターソンですが、足がフラフラしていますね。
3ラウンドに入ると、ルーカス・マティセが勝負をかけ、パンチをためてフィニッシュを狙います。一方のレイモント・ピーターソンは足が動かない影響でしょうか?あえて懐へ飛び込み、回転の速い連打で勝負します。
「さすが、ピーターソン!苦戦慣れしてる経験が生きてるね。このまま耐えきれると、持ち直せるかも。逆に、マティセはもう少しコンパクトにパンチを打ちたいなあ。マティセのパンチ力なら、8割のパンチでも倒せると思うんだけど」と思っていると、3ラウンド残り1分10秒、衝撃の光景が飛び込んできます。
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