スーパーミドル級10回戦
WBAランキング3位 | エドウィン・ロドリゲス(アメリカ) 戦績:22戦全勝15KO |
WBAランキング5位 | エセキエル・オスワルド・マデルナ(アルゼンチン) 戦績:19戦全勝13KO |
エドウィン・ロドリゲス対エセキエル・オスワルド・マデルナの試合内容
パワフルなボクシングが持ち味のエドウィン・ロドリゲスと北京オリンピックに出場した経験を持つエセキエル・オスワルド・マデルナがノンタイトルマッチで激突します。世界タイトル挑戦を見据えたサバイバルマッチですね。
試合は、ガードを固めて前進し、体重を乗せた強烈なパンチを打ち込むエドウィン・ロドリゲスに対して、エセキエル・オスワルド・マデルナが左ジャブを突きながら距離を保とうとする展開で始まります。どちらも積極的にパンチを打ち込んでいますね。
4ラウンドに入ると、エセキエル・オスワルド・マデルナが積極的に右ストレートを狙います。一方のエドウィン・ロドリゲスは上半身を振りながらパンチを回避。エセキエル・オスワルド・マデルナが追撃しようとすると、クリンチでパンチを許しません。
6ラウンドに入ると、エドウィン・ロドリゲスがスタミナを温存する作戦なのか、クリンチを増やし、エセキエル・オスワルド・マデルナの「きれいなボクシング」を封じます。エセキエル・オスワルド・マデルナはエドウィン・ロドリゲスの変則的なボクシングに戦いづらそうですね。
「ロドリゲスは疲れてきたんじゃないかな?マデルナはチャンスだけど、ロドリゲスのボクシングに巻き込まれて、ペースを乱されている感じだなあ」と両者のボクシングに注目する管理人。どちらも本来のボクシングができていない雰囲気ですね。
8ラウンドには、両者がローブローを打ち込み、荒れた展開に!特に「報復の一撃」を叩き込んだエドウィン・ロドリゲスのローブローは強烈でしたね。エドウィン・ロドリゲスは反則で1ポイント減点されちゃいました。
9ラウンド序盤には、エドウィン・ロドリゲスの右ストレートがエセキエル・オスワルド・マデルナの後頭部にヒットし、再び1ポイント減点されてしまいます。ダッキングしたところにパンチが当たった印象でしたが、レフェリーはラビットパンチと判断したようです。
9ラウンド終盤、エドウィン・ロドリゲスがエセキエル・オスワルド・マデルナをロープに詰めて右ストレートを打ち込みます。後頭部付近にパンチをもらったエセキエル・オスワルド・マデルナはラビットパンチをアピールしてヒザを突きますが、レフェリーはダウンと判断します。
「マデルナのダウンは痛いなあ。反則打を取ってもらおうと思って、ヒザを突いたんだろうけど、裏目に出ちゃったね」とエセキエル・オスワルド・マデルナの痛恨のミスを嘆く管理人。ポイントが競っている雰囲気なので、ダウンによる2ポイントのロスは痛いですね。
試合は、エドウィン・ロドリゲスがエセキエル・オスワルド・マデルナにプレッシャーをかける展開が続き、10ラウンド終了のゴング。採点の結果、エドウィン・ロドリゲスがエセキエル・オスワルド・マデルナに判定勝ちを飾り、全勝対決を制しました。
エドウィン・ロドリゲスの変則的なボクシングと強打に、エセキエル・オスワルド・マデルナが巻き込まれてしまった試合でしたね。勝ったエドウィン・ロドリゲスは次戦でゲンナディ・ゴロフキンのタイトルに挑戦します。強打者同士の楽しみな全勝対決です!
エドウィン・ロドリゲス対エセキエル・オスワルド・マデルナの試合結果
試合結果 | エドウィン・ロドリゲスが10ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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