オスカー・デラホーヤ「ダニー・ガルシア対レイモンド・ピーターソンを実現したい」
スーパーライト級の王座統一戦に意欲です!ゴールデンボーイ・プロモーションズを率いるオスカー・デラホーヤがWBAとWBCの2本のベルトを保持する統一チャンピオンのダニー・ガルシアとIBFチャンピオンのレイモンド・ピーターソンの王座統一戦の実現に意欲満々。近いうちに交渉をスタートさせたい意向を表明しました。
「ガルシア対ピーターソンの王座統一戦は最高のカードのひとつだよ。ガルシアとピーターソンのどちらも乗り気で、ファンも王座統一戦を楽しみにしているんだ。プロモーターとして、2015年に絶対に実現しなければならないカードのひとつだね。本格的な交渉を1日も早くスタートして、1日でも早く最高のカードを実現できるよう、全力を尽くすよ」
ぜひお願いしたいです!個人的に「スーパーライト級で戦い続けるにしても、ウェルター級へ転向するにしても、ガルシアが2015年のメガマッチを左右するキーマンじゃないかな?」と考えているので、ダニー・ガルシアに「メガマッチにふさわしいかどうかを証明するための最後のテストマッチ」のリングに上がってもらい、レイモンド・ピーターソンと王座統一戦で白黒つけてほしいなあ。
【左フックは圧巻!2014年は大苦戦も経験したダニー・ガルシアです】
ダニー・ガルシアとレイモンド・ピーターソンはどちらもスーパーライト級のチャンピオンですが、実績と人気を考えると、2本のベルトを保持している全勝チャンピオンのダニー・ガルシアが一歩リードしていることは間違いないと思います。そんなわけで、ダニー・ガルシアが「王座統一戦を受けるかな?」は注目したいポイントです。
もしダニー・ガルシアが、レイモンド・ピーターソン戦以外の魅力的な選択肢を持っていなければ、ダニー・ガルシア対レイモンド・ピーターソンの実現に大きな障害はないと思います。でも、レイモンド・ピーターソン戦を超える「魅力的なオファー」があれば、当然、ダニー・ガルシアは「魅力的なオファー」を優先し、王座統一戦は流れちゃうかもしれません。
あまり考えたくないのですが、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの交渉が決裂した場合、マニー・パッキャオがウェルター級からスーパーライト級へ階級を下げて、ダニー・ガルシアの統一タイトルに挑戦するプランが浮上しています。統一チャンピオンなのに「待たされている感じ」が勝負の世界の厳しさと言いますか、おもしろい構図ですね。
メガマッチを切望しているダニー・ガルシアがマニー・パッキャオ戦を最優先していることは間違いありません。でも、ダニー・ガルシア対マニー・パッキャオの実現は「究極のドリームマッチの消滅」を意味する可能性があるので「デラホーヤが、ガルシア対ピーターソンの王座統一戦を早い段階で実現してくれるとうれしいなあ」と願っています。
個人的に「ガルシアとピーターソンが王座統一戦をして、3本のベルトを統一したチャンピオンが、将来、スーパーライト級へ転向してくるパッキャオと戦う流れがシンプルでいいんじゃないかな?」と期待しています。しかしまあ、強豪ぞろいのスーパーライト級とウェルター級は、どの組み合わせもすごいですね。1試合でも多くのビッグマッチが実現しますように。