ジョニー・ゴンサレスとホルヘ・アルセのメキシカン対決がフェザー級で実現

2階級制覇の実績を誇るWBC世界フェザー級チャンピオンのジョニー・ゴンサレスが10月4日（日本時間10月5日）に5階級制覇の実績を誇るホルヘ・アルセと対戦する注目のメキシカン対決まで、2週間を切りました！日本のボクシングファンにおなじみの2人の好戦的なメキシカン。両雄がフェザー級を舞台に拳を交える日が来るなんて全く想像していなかったので不思議な感覚です。

ジョニー・ゴンサレス対ホルヘ・アルセの一番の見どころは、何と言っても「挑戦者のアルセが勝って、ボクシング史上3人目となる6階級制覇を実現できるか」です。2012年12月、ノニト・ドネアに完敗を喫したホルヘ・アルセは引退を宣言しましたが、1年もしないうちにカムバック。フェザー級へ転向し、オスカー・デラホーヤ、マニー・パッキャオに続く6階級制覇を目指します。

ジョニー・ゴンサレスはバンタム級、ホルヘ・アルセはライトフライ級で初の世界タイトルを獲得しました。ジョニー・ゴンサレスは階級を上げながら、ホルヘ・アルセは階級を上げたり下げたりしながら、現在はフェザー級を主戦場にしているわけですが、試合が発表されたとき、最初に思ったことは「ゴンサレスのほうが大きくて、リーチも長いよね。体格差がモロに出そうだなあ」です。

ボクシングファンの皆さんがご存知のように、ジョニー・ゴンサレスもホルヘ・アルセも好戦的なボクサーです。個人的に、ジョニー・ゴンサレスはワンパンチ、ホルヘ・アルセは連打で相手をリングに沈めるタイプに分類しています。接近戦の打ち合いを得意とするホルヘ・アルセに対して、ジョニー・ゴンサレスは中間距離から打ち込む強烈な右ストレートと左フックが大きな魅力です。

そんなわけで、ジョニー・ゴンサレス対ホルヘ・アルセに関して言うと「どっちの距離で戦うかで試合の流れが決まっちゃいそうな雰囲気だよ。アルセはどうやって距離を詰めるのかな？逆に、ゴンサレスはどうやって距離をキープするのかな？駆け引きが楽しみなベテラン対決だね。最終ラウンドまで続かないだろうなあ」と両雄の距離に注目しながら、熱戦を期待しています。

中間距離をキープできれば、ジョニー・ゴンサレスが圧倒する可能性が高いと思うのですが、ホルヘ・アルセが距離を詰めることができれば、ジョニー・ゴンサレスは打ち合いが好きなので、応戦すると思うんです。接近戦になれば、ホルヘ・アルセのパンチも当たるので、ジョニー・ゴンサレスが倒れる可能性も十分に考えられますね。2人とも打ち合いが好きだもんなあ。

日本のファンにおなじみのジョニー・ゴンサレスとホルヘ・アルセが激突する注目のメキシカン対決。ベテラン対決に勝利し、健在ぶりをアピールするボクサーは、強打のジョニー・ゴンサレスでしょうか？それとも、6階級制覇を狙うホルヘ・アルセでしょうか？ジョニー・ゴンサレスが有利だと予想していますが、ホルヘ・アルセがしれっと6階級制覇を達成しそうな雰囲気がたまりません！