バーナード・ホプキンス「セルゲイ・コバレフ戦で何かを変える必要はない」
ボクシングの歴史に新しい伝説は刻まれるのでしょうか?WBAとIBFの2本のベルトを保持する世界ライトヘビー級チャンピオンのバーナード・ホプキンスが11月8日(日本時間11月9日)にWBOチャンピオンのセルゲイ・コバレフと激突する王座統一戦に向けたコメントを発表。数々の大舞台を経験しているバーナード・ホプキンスの沈着冷静なコメントが印象的です。
「世界中のファンがコバレフ戦に注目してくれることは素直にうれしいよ。ただ、私がコバレフ戦で何かを変える必要はないと思っているんだ。過去の試合と同じようにリングに上がって、ボクシングをするだけだ。もし戦い方が変わるとしたら、コバレフだろうね。過去に経験したことがないトラブルに直面するはずだ。予想よりはるかに大きなトラブルにね」
「コバレフは賞賛に値する世界チャンピオンだと思うよ。でも、私ならコバレフのパンチをもらわず、試合をコントロールすることができる。49歳の年齢が気になるか?年齢は数字のカウントにすぎないよ。リングに入れば、年齢は全く意味がない。何の役にも立たないね。大事なことは結果だ。49歳の私が31歳のコバレフに勝つことが何より大事な王座統一戦だよ」
【常識を超えた王座統一戦!ホプキンス対コバレフのプロモです】
バーナード・ホプキンスのコメントを聞いていると「へへー!おっしゃるとおりです」と思ってしまうので、不思議です。10月にセルゲイ・コバレフ戦に向けたトレーニングのVTRをチェックさせてもらったのですが、バーナード・ホプキンスのことを知らない人が見たら、絶対に49歳とは思えない動きと体つきでした。「年齢は数字のカウントにすぎない」って名言だなあ。
2015年1月に50回目の誕生日を迎えるバーナード・ホプキンスにとって、セルゲイ・コバレフ戦は40代最後の試合です。49歳で試合をするだけでも信じられないのですが、世界チャンピオン、しかも、統一チャンピオンですからね。正直なところ、最初は、バーナード・ホプキンスが本気でグランドスラム(主要4団体のタイトル統一)を狙っているとは思っていませんでした。
でも、今は「コバレフ戦をクリアすれば、グランドスラムを達成できるかも。めちゃめちゃリスキーな王座統一だけど、ホプキンスがコバレフに勝ったら、50歳の統一チャンピオンが誕生するよ。ボクシングの歴史で最も塗り替えることが難しい大記録が誕生する瞬間が見たい!」と激しく期待しています。最初はリップサービスだと思っていたんですけど、歴史的な瞬間が近づいていますね。
ボクシングに興味を持ち始めた頃、50歳の世界王者、50歳の統一王者が誕生するなんて、一度も思ったことがありませんでした。想像できる、できない以前に、話題にすらならなかったんです。バーナード・ホプキンスはセルゲイ・コバレフを撃破し、誰も想像できなかった領域に足を踏み入れることができるでしょうか?世界が注目する「常識を超えた王座統一戦」です!
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