マルコス・マイダナに連勝!フロイド・メイウェザーが語った気になる未来図は?
47戦全勝。ボクシング界の頂点に君臨するフロイド・メイウェザーは9月13日(日本時間9月14日)にマルコス・マイダナを再戦で撃破し、勝ち星をひとつ増やしました。世界中のボクシングファンが注目した因縁の再戦は、フロイド・メイウェザーの12ラウンド判定勝ちで幕を閉じました。
2014年5月に開催された初戦と比較して、再戦は、フロイド・メイウェザーの勝利が、より鮮明な形で浮かび上がる内容でした。序盤は、まともに被弾する場面が目立ち「あれ?珍しく中間距離で打たれてる。調子がよくないのかな?」と驚いたのですが、中盤以降は「マイダナに攻撃させない試合運びと連打を許さないディフェンスのうまさは圧巻だったなあ」に変わりました。
マルコス・マイダナに連勝を飾ったフロイド・メイウェザーは試合後、リングの上でインタビューに応じ、ボクシング界の頂点を走り続けた「もうひとりのスーパースター」マニー・パッキャオについてコメント。「オレは逃げも隠れもしない。パッキャオがやりたいなら、受けて立つぜ」と世界中のボクシングファンが注目する「世紀のドリームマッチ」の実現に含みを持たせました。
【SPが急増してる?注目の再戦も「王様の余裕」を感じる会場入りでしたね】
「なぬっ!メイウェザーが対戦の意思表示をするなんて珍しいね」とビックリしたファンの皆さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?管理人もすごく驚いたのですが、試合後の記者会見で同じ質問をされたフロイド・メイウェザーは、リング上と違う答えを用意していました。
言葉を慎重に選びながら質問に答えるフロイド・メイウェザーに「パッキャオ戦は現実的なの?」という最短距離を走るストレートが飛んできます。「完全無欠のディフェンスマスター」フロイド・メイウェザーの答えは「オレが47連勝を飾ったことこそ現実的だよ」でした。「質問に回答しないディフェンス」。飛んできたパンチをよける、おなじみの「メイウェザー劇場」です。
全開のアドレナリンに突き動かされるように言葉を並べた試合直後のリング上の姿と違って、記者会見に答えるフロイド・メイウェザーは冷静沈着。個人的に「どっちもメイウェザーの本音なんだろうなあ。両陣営に同じことが言えると思うんだけど、最後の一歩が踏み出せない感じだね。あと一歩で境界線を越えられそうな雰囲気なんだけどなあ」とちょっぴり悲しかったです。
フロイド・メイウェザーは「2015年にビッグサプライズを用意している。楽しみにしてほしい」と宣言しています。フロイド・メイウェザーの口から「ビッグサプライズ」という言葉が飛び出し、最初にマニー・パッキャオ戦が浮かんでくるボクシングファンの皆さんが多いと思います。まさか「プランB」のアミール・カーン戦じゃないですよね?次戦が早く決定するとうれしいなあ。