フロイド・メイウェザー「マルコス・マイダナとの再戦はもちろんKOを狙う」
堂々のKO宣言です!5階級制覇の実績を誇る「天才」フロイド・メイウェザーが9月13日(9月14日)に拳を交えるマルコス・マイダナとの再戦でKOを狙っていることを明らかにしました。ボクシング界の頂点に君臨する「パウンド・フォー・パウンド・キング」は世界中のボクシングファンが注目するリマッチで3年ぶりのKO勝利を飾ることができるでしょうか?
「ここ数年、オレが戦ってきた相手は対戦したボクサーだけじゃない。メディアやファンの批判と戦い続けてきたんだ。でも、マイダナとの初戦で、オレの評価は間違いなく変わった。再戦は、もっと速く、もっと強く、もっと優れたボクシングを披露したい。KOを狙うか?当たり前だ。再戦は初戦よりエキサイティングで、ボクシングファンの心に残る試合にしたい」
「マイダナがタフなファイターだって評価は今に始まったことじゃない。初戦で証明したように、どの距離になっても、オレはマイダナをコントロールできる。応援してくれるファンのみんな、心配することなんて何もないぜ。マイダナがミゲール・コットやサウル・アルバレスより優れていると思うか?ファンならすぐに答えが見つかる簡単な質問だろ?再戦の勝者もオレだよ」
【まさかのKO宣言!フロイド・メイウェザー対マルコス・マイダナのプロモです】
相変わらず自信満々のコメントですね。フロイド・メイウェザーが「絶対に勝つ」と宣言するところは、いつもと全く変わらないのですが、KO宣言はビックリしました。最初は「リップサービスかな?」と思ったんです。でも、再戦は本当にKOを狙ってるみたいで、先日、フロイド・メイウェザーの練習のVTRを見せてもらったときも「KOするぜ」って宣言していました。
46戦全勝の完璧なキャリアを誇るフロイド・メイウェザーですが、2011年9月のビクター・オルティス戦を最後にKO勝利から遠ざかっています。ボクシングファンの皆さんがご存知のように、ビクター・オルティス戦は「再開直後の賛否両論のKO勝利」だったので、2007年12月のリッキー・ハットン戦を最後に実質的なKO勝利から遠ざかっているという見方もできると思います。
もちろん、フロイド・メイウェザーが戦っているボクサーはトップ戦線で活躍する実力者ばかりなので、KOで勝つことはめっちゃ難しいと思うんですけど、フロイド・メイウェザーはもともとKOを狙うスタイルじゃないので「メイウェザーのKO勝ち」を期待して試合を観戦しているファンの皆さんは少ないはずです。「芸術的なテクニック」を期待してしまうボクサーですもんね。
予想できなかった意外なKO宣言。素人すぎる疑問で恐縮ですが、ボクシング界の頂点に君臨する「天才」フロイド・メイウェザーと言えど、KOを狙って攻撃にシフトすると、被弾するリスクは高まりますよね?初戦を観戦する限り、フロイド・メイウェザーがマルコス・マイダナをKOするなら、もっと踏み込んで強いパンチを打つか、パンチをボディに集める必要があると思うんです。
あ、リッキー・ハットン戦のように、呼び込んで、左フックのカウンターもあるのかな?でも、マルコス・マイダナは顔面のパンチに限って言うと、かなりタフです。そんなこんなで、あれもこれも浮かんでしまい悩ましい日々を送ってしまうわけですが、いずれにしても「ハイリスク、ハイリターン」が予想されるフロイド・メイウェザーのKO宣言はめちゃめちゃ興味深いなあ。
勝利を最優先してきた「ボクシング界の王様」が意欲を見せたKO勝利。フロイド・メイウェザーは「完全決着」が期待される因縁の再戦で、マルコス・マイダナをリングに沈め「王様のチカラ」を世界に誇示することができるでしょうか?本当にKOを狙っているなら、クライマックスは試合終盤かな?マルコス・マイダナにダメージを与えるプロセスがめっちゃ楽しみです!
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