受難のミゲール・ガルシアがタイトル返上!スーパーライト級へジャンプアップか?
減量苦を理由にタイトル返上です!2階級制覇を成し遂げたミゲール・ガルシアが、減量苦を理由にWBO世界スーパーフェザー級タイトルの返上を決断。ライト級を飛び越えて、スーパーライト級へ転向する可能性を発表しました。ビッグマッチに大きな影響を与えるかもしれませんね。
ミゲール・ガルシアによると、スーパーフェザー級のリミットとなる130ポンド(約59キロ)の体重を作ることが不可能になったことで、タイトル返上を決断したそうです。ちなみに、普段の体重はミドル級(約72.5キロ)なんですって。過去に体重超過でタイトルをはく奪された経験があるミゲール・ガルシア。試合前の減量が想像以上に厳しいのかもしれませんね。
全勝で2階級制覇を達成したミゲール・ガルシアですが、2014年1月にWBO世界スーパーフェザー級タイトルの初防衛戦を行って以来、試合から遠ざかっています。トップランクとの契約問題がこじれてしまい、法廷闘争に発展。兄でトレーナーのロバート・ガルシアは「2014年12月に試合をしたい」と希望していましたが、先行きが不透明な状況です。
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ミゲール・ガルシア陣営によると、トップランクとの契約問題が解決されたら、スーパーライト級のリミットより少し軽い契約体重で復帰戦を行って、ライト級で戦うか、スーパーライト級で戦うかを決めたいそうです。ミゲール・ガルシア本人が以前から減量苦を認めていたので「近いうちにライト級へ転向して3階級制覇を狙うんだろうなあ」と思っていました。
でも、ライト級を飛び越えて、スーパーライト級へジャンプアップする可能性にはめっちゃ驚きました。個人的に「ライト級でテレンス・クロフォードと対戦して、スーパーライト級でマニー・パッキャオと対戦してほしいなあ」と期待していたので、ちょっぴり複雑です。ミゲール・ガルシア対テレンス・クロフォードの全勝対決が遠のいちゃったかもしれないですね。
2014年は、ミゲール・ガルシアにとって、いろいろな意味で受難の1年となってしまいました。スーパースターの階段を駆け上がる途中で、長く試合から遠ざかってしまったことはめちゃめちゃ気の毒ですが、世界中のファンが認める才能とセンスの持ち主なので、復帰後は盛り返してほしいです。減量苦で実力が発揮できないパターンは避けてほしいなあ。