ウンベルト・ソトとジョン・モリナがトップ戦線の生き残りをかけて9月に激突へ
激戦区スーパーライト級のサバイバルマッチを勝ち抜くボクサーはどちらでしょうか?4階級制覇を目指すウンベルト・ソトと悲願の世界タイトル奪取を目指すジョン・モリナが9月13日(日本時間9月14日)に対戦することが発表されました。ウンベルト・ソト対ジョン・モリナは、フロイド・メイウェザー対マルコス・マイダナの再戦のアンダーカードで開催されます。
おっと、完全にノーマークでしたが、隠れた好カードじゃないですか!正直なところ、キャリアの実績を考えると、3階級制覇を達成しているウンベルト・ソトがジョン・モリナを圧倒しています。でも、両雄が激突するスーパーライト級の実績を考えると、ジョン・モリナはウンベルト・ソトに負けていません。体格はジョン・モリナがウンベルト・ソトをはるかに上回っています。
ウンベルト・ソトとジョン・モリナが過去に対戦した共通の相手で、真っ先に思い浮かぶボクサーがルーカス・マティセです。ウンベルト・ソトとジョン・モリナはどちらもスーパーライト級を代表する強打者のルーカス・マティセにKO負けを喫しているのですが、試合内容が正反対で、どちらの試合もすごく印象に残っています。
【メインイベントはフロイド・メイウェザー対マルコス・マイダナの再戦です!】
フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の3階級制覇を成し遂げたウンベルト・ソトは、ルーカス・マティセのパワーに圧倒され、プロ初のKO負けを喫してしまいました。ボクシングファンの皆さんはウンベルト・ソトの粘り強さをご存知だと思いますが、ウンベルト・ソト対ルーカス・マティセに関して言うと、単純に「体格とパワーの違いが思いきり出ちゃったなあ」と感じる内容でした。
一方、ジョン・モリナ対ルーカス・マティセは、ジョン・モリナが先にダウンを奪う展開でした。ジョン・モリナを応援しているファンの皆さんにおしかりを受けるかもしれませんが、ジョン・モリナの予想外の善戦に驚いてしまいました。体格のアドバンテージを最大限に生かしたジョン・モリナのボクシングがルーカス・マティセを苦しめ、めちゃめちゃ盛り上がりましたね。
もちろん、ボクシングは三段論法が通用しないスポーツなので、ルーカス・マティセに善戦したジョン・モリナが有利ということにはならないのですが、ウンベルト・ソト対ジョン・モリナに限って言うと、体格差が試合を左右するポイントになるかもしれません。かなり体格差がありますね。
パッと見た感じ、ジョン・モリナは身長180センチ、ウンベルト・ソトは身長170センチくらいです。ウンベルト・ソトは決して小さいわけじゃないのですが、逆に言うと、体格で上回る相手と戦った経験が少ないので、パワー勝負に持ち込まれると厳しい試合になりそうな気がします。ウンベルト・ソトのテクニックか?ジョン・モリナのパワーか?激闘必至のサバイバルマッチです!