ギジェルモ・リゴンドー対ワシル・ロマチェンコの「アマチュア頂上対決」の可能性は?
オリンピックを2連覇したアマチュア最強の両雄がプロのリングで激突する日はやってくるのでしょうか?スーパーバンタム級の2本のベルトを保持するギジェルモ・リゴンドーが、プロ2戦目で世界タイトルへ挑戦するワシル・ロマチェンコと将来的に戦いたい意向を表明しました。
「ロマチェンコ?ぜひ対戦したいね。ロマチェンコが主戦場とするフェザー級へ転向することも全く問題ないよ。私は、スーパーバンタム級とフェザー級のどちらでも戦うことができるんだ。スーパーバンタム級とフェザー級で、私に勝てるボクサーはいないよ」
ギジェルモ・リゴンドーは2000年のシドニー五輪、2004年のアテネ五輪で金メダリストを獲得した「キューバのジャッカル」。プロ転向後は、7戦目で世界タイトルへ挑戦し、プロの世界でも頂点を極めています。2013年4月にノニト・ドネアを王座統一戦で撃破し、実力をアピール。「スーパーバンタム級最強」の称号に手にしています。
【ギジェルモ・リゴンドーがプロボクサーとして生きる決意を激白です】
一方、ワシル・ロマチェンコは2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得。2013年にプロデビューを果たし、3月1日(日本時間3月2日)に行われるプロ2戦目でオルランド・サリドが持つWBO世界フェザー級タイトルへ挑戦します。ワシル・ロマチェンコが勝てば、世界タイトル奪取のボクシング最短記録を更新する注目の大一番ですね。
ビッグマッチを目指すギジェルモ・リゴンドーは、将来的にノニト・ドネア再戦とワシル・ロマチェンコ戦を希望していて、プロモート契約を結んでいるトップランクは、ギジェルモ・リゴンドー対ノニト・ドネアの再戦は乗り気じゃないのですが、ギジェルモ・リゴンドー対ワシル・ロマチェンコは興味を示しています。
個人的に「めちゃくちゃ玄人好みになりそうな気がするけど、ギジェルモ・リゴンドー対ワシル・ロマチェンコはボクシングファンにとって、たまらないドリームマッチだよ。実現してほしい!」と願う一方、オルランド・サリドの大ファンなので「サリドがロマチェンコに負けちゃったら嫌だなあ」とめっちゃ複雑な心境です。うーん、悩ましい。ワシル・ロマチェンコ、めっちゃ強いですもんね。
いずれにしても、ワシル・ロマチェンコがオルランド・サリドに勝って、プロ2戦目で世界タイトルを奪取することが、ギジェルモ・リゴンドー対ワシル・ロマチェンコを盛り上げるための絶対条件になるはずので、まずは日本時間3月2日のワシル・ロマチェンコ対オルランド・サリドに注目ですね。ボクシングの歴史が変わる瞬間が「最強のアマチュア出身エリート対決」の始まりになるかな?