ダニエル・ギール撃破へ!ミゲール・コットが1年間リングへ上がらなかった理由は?
1年ぶりのリングは歓喜の舞台となるのでしょうか?4階級制覇の実績を誇るWBC世界ミドル級チャンピオンのミゲール・コットが6月6日(日本時間6月7日)に元世界チャンピオンのダニエル・ギールを迎える初防衛戦のコメントを発表しました。ボクシングに捧げた人生を振り返りながら、2014年6月のミドル級タイトル獲得から1年の長期休暇を取った理由を語りました。
「1年間の休暇を取ったことは、もしかすると、ボクシング人生で最高の決断だったかもしれないね。ボクシングから離れて、家族や友人と過ごすことで、すごくリラックスできたよ。何より、家族や友人と普通の生活を送ることで、日常生活の大切さを実感できるんだ。ボクシングから離れることで、リングへ上がる新たなエネルギーとモチベーションが沸き上がってきたよ」
「私にとって、ボクシングは人生のすべてだ。正直なところ、私にできることはボクシングしかないからね。ボクシングがあるから、今の人生があるんだ。だから、家族や友人、ファンが私をリスペクトしてくれることに心から感謝したい。みんなの支えがなければ、プロの世界で成功することはできないんだ。ギール戦は、応援してくれる家族のため、友人のため、ファンのために戦うよ」
【両雄とも模範的な最終記者会見!囲み取材のほうが盛り上がりました】
プエルトリコ出身のミゲール・コットは、ボクシングの本場アメリカで大成功しているスーパースター。2014年6月、当時のWBC世界ミドル級チャンピオンだったセルヒオ・マルチネスに挑戦して、10ラウンドTKO勝ちを飾り、プエルトリカン初の4階級制覇を達成しました。体格差がありすぎて、試合前は「さすがに勝てないだろうなあ」と予想していたので、劇的な4階級制覇でした!
ミゲール・コットにとって、ダニエル・ギール戦は秋以降のメガマッチを実現するための大事な初防衛戦です。ミゲール・コットが勝てば、ボクシング界の頂点に君臨するフロイド・メイウェザーとの再戦、絶大な人気を誇るサウル・アルバレスとの新旧スーパースター対決、WBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンとの王座統一戦のスペシャルな3つの選択肢が用意されています。
1試合で数億円から数十億円を稼ぐ「メガマッチの常連」ミゲール・コット。スペシャルな3つの選択肢のうち、どれを選んでも、間違いなく、商業的に大成功するはずです。引く手あまたのスーパースターですね。一方で、フロイド・メイウェザー、サウル・アルバレス、ゲンナディ・ゴロフキンの誰と戦っても、おそらく、ミゲール・コットが「格下扱い」されることが予想されます。
そんなわけで、ダニエル・ギール戦は、ミゲール・コットにとって、勝利はもちろん、できるだけ圧倒的な内容で勝つことが求められるハードルの高い初防衛戦になりそうです。ダニエル・ギールに負けちゃうと、秋以降のメガマッチに大きな影響を与えるので、目の離せない試合になりますね。ミゲール・コットがどうやって体格差を克服するのか、めっちゃ楽しみな初防衛戦です!
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