ゲンナディ・ゴロフキン対サウル・アルバレスは究極のドリームマッチを超えられるか?
14連続KO防衛を成し遂げ「最強の拳」を見せつけたWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキン。向かうところ敵なしの「ミドル級最強のファイター」は、WBC世界ミドル級チャンピオンに君臨する「カリブの英雄」ミゲール・コット、2階級制覇を目指す「メキシコの至宝」サウル・アルバレスをターゲットにしたビッグマッチの実現に向けて大きく前進しました。
ゲンナディ・ゴロフキンが対戦を熱望しているボクサーは、ライバル王者のミゲール・コットです。ゲンナディ・ゴロフキンはウィリー・モンロー・ジュニア戦の記者会見で将来のミゲール・コット戦について質問され「私はWBCの暫定タイトルも持っているんだ。WBCチャンピオンのコットと王座統一戦をすることは自然の流れだと思うよ。ぜひやりたいね」と意欲を示しています。
一方、将来的に、ぜひ実現してほしいカードが、ゲンナディ・ゴロフキン対サウル・アルバレスです。個人的には、すでに「2016年に実現してほしいカードの第1位」で「2016年9月の開催を目指してほしいなあ。フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの記録を更新できる可能性を秘めた唯一のマッチメイクじゃないかな?」と激しく期待しています!
【アンストッパブル!14連続KO防衛に成功したゲンナディ・ゴロフキンです】
フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオは「最強のディフェンスマスター」と「最強のオフェンスマスター」が激突する頂上決戦でした。正反対の特徴を持つ2人のスーパースターの激突は「かけ引き」や「試合運び」を楽しむ玄人好みのドリームマッチ。言い換えると「メイウェザーのディフェンスとパッキャオのオフェンスはどっちが上なの?」を決める頂上決戦でした。
一方、ゲンナディ・ゴロフキン対サウル・アルバレスは「どっちの攻撃が強いの?」「どっちが倒れるの?」を決める、めちゃめちゃわかりやすい最強のファイター対決です。ファン目線で言うと、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオで感じたフラストレーションを吹き飛ばしてくれる最高のマッチメイクが、ゲンナディ・ゴロフキン対サウル・アルバレスだと思うんですね。
もちろん、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの功績を否定するつもりはありません。むしろ、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオが実現したおかげで「みんなが目指すべき最高の基準ができたね。商業的には大成功したけど、試合内容は賛否両論なんで、もっともっと大きなイベントを開催できる可能性はあるよ」と今後のメガマッチがますます楽しみになりました!
フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの実現で「2大スーパースター時代」にピリオドが打たれました。ようやく新時代の扉が開かれ「ボクシング界の新しい主役」を決める覇権争いが本格的にスタートします。最強の拳を持つゲンナディ・ゴロフキン。爆発的な攻撃力を誇るサウル・アルバレス。主役の座に最も近い2人のライジングスターから目が離せませんね。
ゲンナディ・ゴロフキン対サウル・アルバレスが実現すれば「勝ったボクサーがファンから称賛される超わかりやすい対決」になるはずです。絶大な人気を誇る2人の超好戦的なファイターが、お互いの能力を引き出す夢のマッチメイク。フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのレコードを塗り替える可能性を感じる究極のファイター対決が今から楽しみでたまりません!