軽量級の強打者対決!ローマン・ゴンサレス対ブライアン・ビロリアが決定
KO必至の強打者対決です!3階級制覇の実績を誇る全勝チャンピオンのローマン・ゴンサレスが10月17日(日本時間10月18日)にアメリカのニューヨークで開催されるWBC世界フライ級タイトルマッチで王座返り咲きを目指すブライアン・ビロリアと対戦することが発表されました。
いやー、すばらしいマッチメイクですね!ミニマム級、ライトフライ級、フライ級で世界タイトルを獲得したWBC世界フライ級チャンピオンのローマン・ゴンサレスはパワフルな連打を誇る「軽量級最強のファイター」。世界を転戦しながら43戦全勝37KOの完璧なレコードを記録し、圧倒的な強さを見せつけています。日本でも絶大な人気を誇るボクサーです。
一方、ブライアン・ビロリアは、ライトフライ級、フライ級の2階級制覇の実績を誇るハードパンチャー。自分からプレッシャーをかけて、パワーで圧倒する攻撃だけでなく、狙いすました右ストレートのカウンターも魅力の好戦的な強打者です。ローマン・ゴンサレスのような安定感はありませんが、一撃の破壊力なら、ブライアン・ビロリアも負けてないですよ。
【HBOが強烈にプッシュ!ローマン・ゴンサレスの圧倒的な攻撃力に注目です】
ボクシングファンの皆さんがご存知のように、アメリカのボクシング界は、重量級や中量級と比較して、軽量級の人気が低く、アメリカのボクサーが育たない時代が続いています。ヘビー級も「暗黒時代」が続いていましたが、危機感だけを考えると、軽量級のほうが何倍も深刻です。MMAの人気が定着してからは、軽量級のボクサーが総合格闘家に転身するケースがめっちゃ多いですもんね。
そんなわけで、外国人の軽量級ボクサーがアメリカのリングへ参戦する機会が増えていて、ローマン・ゴンサレスの知名度と人気は、わずか1年で、ボクシングの本場アメリカで劇的にアップしました。なお、ローマン・ゴンサレス対ブライアン・ビロリアは、ゲンナディ・ゴロフキン対デビッド・レミューのアンダーカードで開催されます。めっちゃ期待されている証拠ですね。
試合のポイントは「全勝のローマン・ゴンサレスが、知名度のあるブライアン・ビロリアをKOして、絶対的な強さを見せつけられるか?」で間違いありません。両雄の戦績と勢いを考えると、ローマン・ゴンサレスの有利を予想する声が多くなると思いますが、ブライアン・ビロリアも一撃で試合を終わらせるパンチを持っているので「一発あたれば!」の期待感はありますね。
特に、最近のローマン・ゴンサレスはまともにパンチをもらっちゃう試合が増えているので「ビロリアはゴンサレスの前進を強いパンチで止めようとする意気込みで勝負してほしいなあ。一撃で止められなくても、ビロリアのパンチ力なら確実にダメージが蓄積するはずだよ。ワンサイドで終わらなければ、ものすごい我慢比べになりそうだね」と激闘を期待しています。
再び「中量級最強のファイター」ゲンナディ・ゴロフキンと同じイベントに登場する「軽量級最強のファイター」ローマン・ゴンサレス。タイプの違うハードパンチャーのブライアン・ビロリアを撃破し、圧倒的な存在感を世界にアピールできるでしょうか?ローマン・ゴンサレスがどんな攻撃でブライアン・ビロリアの距離をつぶすのか、楽しみですね。