著名な投資家も注目!フロイド・メイウェザーが築き上げた唯一無二の人脈
前の記事 | 反骨の王様!メイウェザーはなぜ唯一無二の天才と呼ばれるのか(前編) |
ボクシング史上最高のセルフプロデュース能力と並び、忘れてはいけないフロイド・メイウェザーの強みが「人脈」です。試合前に投資家のウォーレン・バフェットと並んで控室でインタビューを受け、ツイッターのフォロワーが6000万人を超えるジャスティン・ビーバーを引き連れて入場。各分野で影響力のあるセレブリティと積極的に交流しているからこそできる演出です。
スポーツやエンターテインメントのイベントに必ず顔を出し、定期的にセレブリティやメディアを招待するパーティを開催。ファイトマネーを人脈作りに投資することで、次戦でさらに高額のファイトマネーを手にする準備を整えます。エンターテインメントとビジネスを融合させた人脈のおかげで、超高額なチケットは飛ぶように売れ、ファンとメディアの興奮は最高潮へ達します。
フロイド・メイウェザーの言動について賛否があることは間違いありません。でも、ファンだけでなく、アンチも含めて、みんなの関心をボクシング界に向けている功績は計り知れません。キャラクターがキャラクターなので、ほとんど語られることはありませんが、フロイド・メイウェザーはたくさんの施設や団体に寄付をしていて「小さな命や夢」をお金で守っています。
【ファン待望のドリームマッチで輝く最強のスーパースターはどっち?】
プロボクサーの評価がファイトマネーと戦績で決まるなら、フロイド・メイウェザーは間違いなく「ナンバーワン」です。でも、フロイド・メイウェザーに対する評価は賛否両論。家族や友人とランチを食べているときに、過激なアンチが乱入し「腰抜けが!」って連呼されながら、暴言に耐えたこともありました。ナンバーワンの称号と引き換えに「安息の時間」は奪われてしまいました。
誰だって、家族や友人と楽しくランチを食べたいはずです。ボディガードを雇わず、自由に出歩きたいはずです。そして、何より、ヒールではなく、ヒーローとして、生きたいはずです。でも、フロイド・メイウェザーの20代は、ボクシング史上初の6階級制覇を達成した「ゴールデンボーイ」オスカー・デラホーヤの陰に隠れて、スポットライトが当たりませんでした。
モチベーションの低下から引退を表明。カムバック後は、史上2人目の6階級制覇を達成した「パックマン」マニー・パッキャオと比較され、ヒーローに転向するチャンスを飲み込まれてしまいました。オスカー・デラホーヤから「ベビーフェイスの称号」を引き継いだボクサーは、フロイド・メイウェザーではなく、マニー・パッキャオ。時代は「天才」を選びませんでした。
時代に選ばれなかったフロイド・メイウェザーですが、オスカー・デラホーヤにもマニー・パッキャオにもできなかった全勝を続けながら、Showtimeと2億ドルの超大型契約を結び、反撃の狼煙(のろし)。負けないボクシングと圧倒的な集客力を駆使して「王様」の座を奪い取りました。フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの立場は5年前と大きく変わり、頂上決戦を迎えます。
反骨の精神で運命に立ち向かう「パウンド・フォー・パウンド・キング」フロイド・メイウェザー。勝っても勝っても満たされない「唯一無二の天才ボクサー」に「安らぎの瞬間」は訪れるのでしょうか?ヒールの道を選んだ「反骨の王様」は5月3日、どれだけお金を積んでも手に入らない最後のピース「リスペクト」を勝ち取るため、頂上決戦のリングへ上がります。
テレビ視聴 |
|