ボクシング界の王様!フロイド・メイウェザーは最終戦で新たな希望を生み出せるか?
19年のキャリアで積み重ねた48の勝利。48戦全勝の完璧なレコードを誇るフロイド・メイウェザーは9月12日(日本時間9月13日)に「最終戦」と公言するリングでアンドレ・ベルトと拳を交えます。2015年5月のマニー・パッキャオ戦で、2億ドルの報酬を手にした「世界で最もリッチなアスリート」はどんな思いで「賛否両論のラストファイト」を迎えるのでしょうか?
「パッキャオは、オレの予想より、プレッシャーをかけてこなかった。でも、ベルトは全力で倒しにくると思う。ヤツが、全身全霊をかけて攻撃するボクサーだから、49戦目の相手に指名したんだ。立ち上がりからエキサイティングな試合になるよ。一瞬も見逃さないでくれ」
「キャリアを振り返って、自分が達成したことを誇らしく思うよ。だって、ボクシングの歴史で、オレのようなボクサーは他にいないだろ?もちろん、シュガー・レイ・レナードもマイク・タイソンも偉大なチャンピオンだよ。でも、オレはボクシングの歴史で最も稼ぐチャンピオンだ。いろいろと批判するアンチもいるけど、戦績は真実を語るだろ?オレは事実を語っているだけだよ」
【49連勝で引退へ!フロイド・メイウェザーはアンドレ・ベルトを撃破できるか】
「アメリカのボクシングは、良くも悪くも、ヘビー級、ヘビー級、ヘビー級なんだ。ヘビー級が低迷すると、ボクシング界全体の人気も低迷するなんて、うんざりだよ。軽量級や中量級のボクサーが過小評価される理由なんて何もないだろ?ヘビー級じゃなくても、チケットを売ることはできる。ヘビー級じゃなくても、大金を稼ぐことはできる。19年のキャリアで、証明できたと思うよ」
ロッキー・マルシアーノの49連勝に王手をかけるフロイド・メイウェザー。練習VTRをチェックさせてもらった率直な感想は「モチベーションは全く低下してないみたい。いつもと変わらないメイウェザーだね」です。対戦相手がアンドレ・ベルトということで、いろいろな声が聞こえてくるわけですが、練習VTRをチェックする限り、集中している印象を受けました。
逆に言うと「良くも悪くも、いつものメイウェザー」です。フロイド・メイウェザーは「勝ち続けることが、メイウェザーであり続けること」を強く意識しているボクサーなので、アンドレ・ベルト戦も確実に白星を積み重ねることが予想されます。フロイド・メイウェザーがKOを狙えば、ジワジワと弱らせて、終盤に仕留めることができそうな気がしますが、うーん、どうでしょう?
フロイド・メイウェザーが語ったように、フロイド・メイウェザーやオスカー・デラホーヤ、マニー・パッキャオの登場で、中量級のボクサーが大金を稼ぐ土壌が育ちました。シュガー・レイ・レナードやマービン・ハグラー、トーマス・ハーンズが活躍した1980年代と比べて、スポーツビジネスとして、ボクシングを成熟させる環境が整ったことも追い風だったと思います。
フロイド・メイウェザーがシュガー・レイ・レナードに憧れたように、フロイド・メイウェザーを見て、ボクシングをはじめた子どもたちやボクシングに興味を持ったファンがいることは間違いありません。だからこそ、19年のキャリアで生み出したボクシング界の希望が輝き続けるように、世界中のファンが注目する「最終戦」でKOを狙う勇姿を期待したいです。
時空を超越するスピードと芸術的なテクニックで「ボクシング界の王様」の地位を築き上げたフロイド・メイウェザー。パワーとスピードを兼ね備えたアンドレ・ベルトを撃破し「2度目の引退」の花道を飾ることができるでしょうか?The Rich Man is STILL Hungry!!! ボクシング界に革命を起こした「天才ボクサー」フロイド・メイウェザーの「最強伝説」の結末に注目しましょう!
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