WBCが対戦命令!ビクトール・ポストル対ルーカス・マティセの王座決定戦が実現か?
WBCは、空位になったWBC世界スーパーライト級タイトルをかけて、世界ランキング1位のビクトール・ポストルとランキング2位のルーカス・マティセに対戦交渉を行うように指示しました。交渉がまとまれば、ビクトール・ポストルとルーカス・マティセの王座決定戦が実現します。
WBC世界スーパーライト級タイトルは、長い間、全勝の快進撃を続けるダニー・ガルシアが保持していました。しかし、2015年6月、ダニー・ガルシアはウェルター級へ本格的に参戦するため、タイトルを返上。空位になったタイトルをかけて、ランキング1位のビクトール・ポストルとランキング2位のルーカス・マティセの王座決定戦が浮上しました。
ビクトール・ポストルはウクライナ出身のテクニシャン。ダニー・ガルシアやルーカス・マティセのような派手さはありませんが、着実に白星を積み重ねて、悲願の世界タイトル挑戦を待ち続けていました。ビクトール・ポストルは何度もダニー・ガルシアに対戦要求をしていたのですが、初の世界タイトルをかけて激突する相手はルーカス・マティセになりそうですね。
【王座返り咲きを目指すルーカス・マティセ!ビクトール・ポストルを撃破できるか】
一方、アメリカのボクシングファンから絶大な人気を誇るルーカス・マティセは、アルゼンチン出身のハードパンチャー。ダニー・ガルシアに負けて、暫定タイトルを失った(WBCタイトルを統一された)苦い過去がありますが、相変わらずの強さを発揮して、ファンを魅了し続けています。
なお、両陣営とも王座決定戦に乗り気で、アメリカの複数のメディアが「ポストル対マティセの王座決定戦が2015年の9月に実現か?」と報道していることから、早期実現しそうな雰囲気です。ビクトール・ポストルは全勝のテクニシャン。ルーカス・マティセは強打の人気ファイター。正反対の特徴を持つ王座決定戦は、ワンサイドのKO決着も大接戦の判定決着も想像できて、楽しみですね。
将来のビッグマッチを考えると「マティセに勝ってほしいなあ」が正直な感想です。将来、マニー・パッキャオがスーパーライト級へ階級を下げてくる可能性が高いので、ルーカス・マティセ対マニー・パッキャオの実現を期待してしまいます。でも、ビクトール・ポストルは距離の取り方とパンチの当て方がうまいですからね。実現すれば、シビれる王座決定戦になりそうです!