オスカー・デラホーヤとマニー・パッキャオの戦績
6階級制覇 チャンピオン |
オスカー・デラホーヤ(アメリカ) 戦績:44戦39勝30KO5敗 |
4階級制覇 チャンピオン |
マニー・パッキャオ(フィリピン) 戦績:52戦47勝35KO3敗2分 |
管理人の予想はオスカー・デラホーヤのKO勝ち
ボクシング史上初めて6階級を制覇したゴールデンボーイ、オスカー・デラホーヤと、アジア出身のボクサーとして初めて4階級を制覇したパックマン、マニー・パッキャオが激突するドリームマッチ(ウェルター級12回戦)。ボクシング界を代表する超人気ボクサー同士の対決ということで、ボクシング界の話題を独占しているようですが、管理人の心境はちょっと複雑です。
というのも、「実現してほしいけど、実現しないでほしかった」という矛盾した気持ちが管理人の中にあるからだと思います。管理人にとってデラホーヤは特別なボクサーです。正直なところ、全盛期のデラホーヤと比較して、今のデラホーヤの力は60%くらいまで衰えていて、デラホーヤより強いボクサーはたくさんいます。それでも、彼はボクシング界の象徴で、ボクシング史上最高のベビーフェイスなのです。
デラホーヤはパッキャオ戦で何を手にしたいのでしょうか?前人未到の6階級制覇を達成し、200億円以上の預金を持つスーパースターは何のために戦うのでしょうか?もしパッキャオが負けても誰も文句を言わないでしょう。それが常識的な結果だと世界中のボクシングファンが知っているからです。しかし、デラホーヤが負けた場合、彼はこれまで築き上げたすべての実績を失ってしまうかもしれません。
パッキャオはパンチ力、スピード、タフネスなどボクサーに必要なものを全て兼ね備えている素晴らしい選手です。しかも、デラホーヤが苦手とするサウスポー。シェーン・モズリー戦で、モズリーがサウスポーにスイッチし、ペースを乱してしまった試合が頭をよぎります。もしかすると、パッキャオの左ストレートがデラホーヤのアゴを打ち抜く場面があるかもしれません。パックマンのフィニッシュブローにゴールデンボーイは耐えることができるでしょうか?
デラホーヤ対パッキャオ戦のポイントはズバリ「デラホーヤの減量苦」です。久しぶりにウェルター級まで体重を落とすデラホーヤですが、もし減量苦がなければ、得意の左フックでパッキャオをマットに沈めるでしょう。逆に減量苦があった場合、スタミナ切れで判定負け、最悪の場合は、パッキャオの連打をまともにもらい、両膝をマットにつく屈辱を味わうことになるかもしれません。
デラホーヤは厳しい減量を乗り越えて時計の針を戻すことができるのでしょうか?それとも、快進撃を続けるパッキャオがボクシング革命を起こすのでしょうか?スーパースター同士のドリームマッチはボクシング界にとって、「希望の光」となるのか、「パンドラの箱」となるのか、2008年12月7日、世界中のボクシングファンが「禁じられたスーパーファイト」の目撃者になります。
テレビ放送日時 | 2008年12月7日(日)午前11時からWOWOWでOA |