管理人の予想はファン・マヌエル・マルケスの判定勝ち
いよいよ禁断の第4戦が近づいてきましたね!6階級制覇の実績を誇る「パックマン」マニー・パッキャオと4階級制覇を成し遂げた「メキシコの勇者」ファン・マヌエル・マルケスが12月8日(日本時間12月9日)にラスベガスで4度目の対決を迎えます。
マニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスは過去に3度戦い、結果はマニー・パッキャオの2勝1分。初戦が引き分け、第2戦と第3戦はマニー・パッキャオの判定勝ちで幕を閉じました。過去3戦がいずれも論議を呼ぶ判定決着だったので、禁断の第4戦がセットアップされることになりました。
さてさて、第4戦の試合予想ですが、管理人はファン・マヌエル・マルケスの判定勝ちを予想しています。第3戦と大きく違うポイントはどちらも試合前から「アグレッシブに攻めてKOを狙う」と公言しているところです。
本音を言うと、KOで完全決着してほしいのですが、第4戦も両雄のプライドと意地がぶつかり合い、激闘に耐え抜いた末、判定までもつれそうな気がします。そして、今度こそ「打倒パッキャオ」に執念を燃やすファン・マヌエル・マルケスの手があがるんじゃないかと思っています。
【Photo:The Ring Magazine】
正直に言うと、1週間前まで、管理人は「パッキャオのKO勝ち」を予想していました。ところが、ある人物の言葉を聞いて、その予想を思い切り変えることにしました。管理人が予想を変えることにしたきっかけは、ファン・マヌエル・マルケスのトレーナーを務めるナチョ・ベリスタインの言葉です。
過去3試合の判定に不満を持っているファン・マヌエル・マルケスは、ことあるごとに「ジャッジに勝利を奪われた」と発言していました。これに対して、マニー・パッキャオは「それなら、私から逃げずに接近戦で勝負しよう」と提案したんです。
マニー・パッキャオの提案に対して、ファン・マヌエル・マルケスのトレーナーであるナチョ・ベリスタインの答えは「ノー」。「マルケスの長所を台無しにする提案だ」と一蹴したんです。この瞬間「マルケス陣営は熱くなりすぎているような気がしたけど、実は冷静だなあ」と思いました。
【Photo:The Ring Magazine】
管理人が考える勝負のカギは「自分のスタイルを貫いて戦うことができるかどうか」です。第4戦が行われることが決まり、世界中のボクシングファンはKO決着を期待。マニー・パッキャオもファン・マヌエル・マルケスも「KOを狙う」と宣言しました。
マニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスのボクシング技術を考えると、どちらもアグレッシブに攻めた場合、その代償として、確実に被弾すると思います。そうなると「どれだけパンチに耐えられるか」の耐久力が勝負を分けるポイントになります。
勝負のカギが「パンチに対する耐久力」と仮定した場合、マニー・パッキャオの打たれ強さがファン・マヌエル・マルケスの打たれ強さを上回り、最終的に「パックマン」がダメージを与え、スピードの鈍ったファン・マヌエル・マルケスを飲み込んでしまう姿が頭に浮んでいたんです。
【Photo:The Ring Magazine】
管理人はマニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスの決定的な違いを「パンチに耐え抜く耐久力」と思っています。そのため「真っ向勝負ならパッキャオが圧倒的に有利じゃない?まともに打ち合ったらマルケスは耐えきれないよ」と考えていました。
ところがですね、ナチョ・ベリスタインの言葉を聞いて「マルケス陣営の挑発はパッキャオを懐に呼び込むための情報戦かも。KO勝ちをより期待されるパッキャオは絶対に前に出てくるよ。カウンターを打ちやすくするための伏線かな?」と思うようになりました。
真相は本人に聞いてみないとわからないので、何とも言えませんが、ファン・マヌエル・マルケスは「KO勝利」ではなく「打倒パッキャオ」を何よりも最優先しているのかもしれません。そうなると、KO勝ちをより期待されるマニー・パッキャオのほうがひとつ背負うモノが増えちゃいますね。裏を読みすぎかな?