全勝王者のファン・マヌエル・ロペスがロジャース・ムタガと激突(前編)を読む
中盤以降は一進一退の攻防が続き、迎えた11ラウンド。これまでロジャース・ムタガの打ち合いに応じてきたファン・マヌエル・ロペスがフットワークを使って距離を取り、省エネボクシングに作戦を変更します。しかし、1分すぎ、初の世界タイトル奪取に執念をみせるロジャース・ムタガがファン・マヌエル・ロペスをコーナーへ追い詰め、右フックを強振。このパンチがファン・マヌエル・ロペスのテンプルを直撃し、ファン・マヌエル・ロペスの腰が落ちます。
「ロペスは相当動きが鈍っているよ。大丈夫かな?」と「小さな強打者」を心配する管理人。すると、ラウンド中盤、今度はファン・マヌエル・ロペスの左ストレート、右フックがロジャース・ムタガのアゴをとらえ、ロジャース・ムタガの腰が落ちます。「すごいパンチ!普通のボクサーなら絶対に倒れているんだけどなあ。ムタガは信じられないタフさだよ」と挑戦者の驚異的な粘りに拍手を送る管理人。
どちらもフラフラになりながら迎えた11ラウンド残り10秒。ハードパンチに耐え続けた挑戦者の執念がついに実ります。ファン・マヌエル・ロペスの大振りのパンチをかわしたロジャース・ムタガが、左フック、右ストレート、右フック、右フックのコンビネーションブローを打ち込み、ファン・マヌエル・ロペスがグロッキー状態に陥ります。「うわ、これは効いた!あと一歩で倒せるよ、ムタガ!」と思わず叫んでしまう管理人。
残り2秒、さらに畳みかけるロジャース・ムタガは、飛び込んで右フック、左フックを連打します!一瞬、「決まったか!」と思ったのですが、タイトル防衛に執念をみせるファン・マヌエル・ロペスがロープに腕を絡ませてダウンを拒否。フラフラになりながらも何とかコーナーへ戻り、試合の決着は最終ラウンドに持ち込まれます。
「ここがチャンス!」と勝負をかけるロジャース・ムタガは12ラウンド開始直後から猛然とラッシュ。開始30秒、フットワークを使って逃げるファン・マヌエル・ロペスをロープへ追い込み、右ストレート、左フック、右ストレートを連打します!ファン・マヌエル・ロペスはロープにもたれかかりダウンを拒否しますが、意識が朦朧としています。「もう無理じゃない?」とチャンピオンの状態を心配する管理人。
しかし、タイトル防衛に執念を燃やすファン・マヌエル・ロペスは最終ラウンド残り時間をフラフラになりながら、何とか耐え切り、勝敗の行方は3人のジャッジに委ねられます。結果は序盤でポイントを奪ったファン・マヌエル・ロペスが、3-0の判定でロジャース・ムタガを退け、5度目の防衛に成功しました。
ラスト2ラウンドはボクシングの歴史に残る壮絶な死闘でしたね。ファン・マヌエル・ロペスは自分の体を支えることが精一杯の状態で、おそらく意識がなかったのではないでしょうか?本能的にダウンを拒否し、戦い続ける姿勢は「見事」としか言いようがありません。ものすごい勝利への執念です。
敗れたロジャース・ムタガにも大きな拍手を送りたいです。信じられないタフさで、ファン・マヌエル・ロペスを追い込んだ事実は大きな勲章になると思います。ボクシングの歴史に残る名勝負に大きな拍手を送りたいです。2人のボクサーの執念がぶつかり合った素晴らしい試合でした。
試合結果
| 試合結果 | ファン・マヌエル・ロペスが12ラウンド判定勝ちで5度目の防衛に成功。管理人の採点は115-111でファン・マヌエル・ロペスの勝ちでした。 【公式ジャッジの採点結果】
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