WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | ジョバンニ・セグラ(メキシコ) 戦績:22戦20勝16KO1敗1分 |
挑戦者 | ファニト・ルビリャル(フィリピン) 戦績:65戦46勝22KO12敗7分 |
試合内容
ライトフライ級で屈指のKO率を誇るジョバンニ・セグラが地元メキシコで初防衛戦を行います。挑戦者はフィリピン出身のファニト・ルビリャル。60戦以上の戦績を誇るファニト・ルビリャルは、今回が6度目の世界タイトル挑戦になります。ジョバンニ・セグラの初防衛か?ファニト・ルビリャルの初戴冠か?興味深いタイトルマッチですね。
試合は序盤からチャンピオンのジョバンニ・セグラがガンガン前へ出て攻め込む予想通りの展開。左右のフックを中心に顔面、ボディーへパンチを思いっきり打ち込んでいます。ファニト・ルビリャルも左ストレート、右フックで応戦しますが、ジョバンニ・セグラの突進が止まりません。
「お互いにパンチが当たっているんだけど、前に出ているセグラのパンチのほうが効果がありそうだぞ。ルビリャルはパンチをかわしてカウンターを打てればいいんだけどなあ」とジョバンニ・セグラの突進力に驚く管理人。ジョバンニ・セグラはガードを下げて前進するので、ファニト・ルビリャルのパンチも当たるのですが、ジョバンニ・セグラは我慢しながら、とにかく手を出し続けてペースを握る作戦のようです。
「お互い、ものすごい手数だよ。こりゃ、我慢比べになりそうだぞ」と壮絶な打撃戦に驚く管理人。3ラウンド以降は、ジョバンニ・セグラもファニト・ルビリャルもボディーを打ち始め、いよいよ我慢比べの状況になってきました。手数が減ったほうが一気にペースを奪われそうな展開です。
5ラウンドに入ると、ジョバンニ・セグラがファニト・ルビリャルを押し込む場面が増え、迎えた6ラウンド。思わぬ形で試合が決着します。ジョバンニ・セグラがファニト・ルビリャルをコーナーへ追い詰め、パンチを連打!ファニト・ルビリャルが何とか耐え抜き、ロープを脱出したところで、なぜかレフェリーが試合をストップします。
「ありゃ、どうして?」と思い、録画したビデオを巻き戻すと、ファニト・ルビリャルのセコンドがレフェリーに試合ストップを要求しています。「このまま続けても勝てない」と判断したのでしょうね。6度目の挑戦で悲願の世界タイトル奪取を狙ったファニト・ルビリャルでしたが、残念な結果に終わってしまいました。
ジョバンニ・セグラはものすごい攻撃的なファイターで、人気が出そうですね。ガードが下がりっぱなしで、かなり危ないボクシングをするのですが、「相手を倒そうとする意気込み」はすごいですよ。その点は、セコンドに付いていたアントニオ・マルガリートにそっくり!今後も注目したいボクサーですね。
試合結果
試合結果 | ジョバンニ・セグラが6ラウンドTKO勝ちで初防衛に成功。 |