WBA世界ヘビー級タイトルマッチ
| チャンピオン | デビッド・ヘイ(イギリス) 戦績:24戦23勝21KO1敗 |
| 挑戦者 | ジョン・ルイス(アメリカ) 戦績:54戦44勝30KO8敗1分1無効試合 |
試合内容
2009年11月、「ロシアの大巨人」ニコライ・ワルーエフに判定勝ちを収め、悲願のヘビー級タイトルを獲得したデビッド・ヘイ。地元イギリスにジョン・ルイスを迎えて初防衛戦を行います。デビッド・ヘイの切れのあるパンチとスピードがジョン・ルイスを上回るのか?ジョン・ルイスの粘り強さと経験がデビッド・ヘイを追い詰めるのか?注目のヘビー級決戦です。
試合は1ラウンドから衝撃の展開でスタート。立ち上がり、フットワークを使って距離を取るデビッド・ヘイに対して、3度目の戴冠を狙うベテランのジョン・ルイスは左ジャブを突きながら前進し、打ち合いに持ち込もうとします。「ヘイはルイスの圧力を感じているなあ。これだけルイスを前に出すと、さすがのヘイも厳しくなるかも」と思っていると、開始20秒、デビッド・ヘイのワンツーがジョン・ルイスのアゴをとらえ、ジョン・ルイスがそのまま後ろへ倒れます!
「めちゃめちゃ速い!タフで我慢強いルイスがいきなりダウンしちゃった。一発で流れを変えちゃったよ」とデビッド・ヘイの破壊力に驚く管理人。これまで数々のハードパンチに耐えてきたジョン・ルイスが、デビッド・ヘイの切れのある右ストレートで、そのまま尻もちをついてしまいましたね。さらに畳みかけるデビッド・ヘイは、ジョン・ルイスが立ち上がると同時に襲いかかり、右フックの3連打で再びダウンを奪います。
「ルイスがヘイのスピードに全くついていけないよ。1ラウンド1分戦っただけでフラフラだもん」と改めてデビッド・ヘイのポテンシャルを実感する管理人。ヘビー級とは思えないデビッド・ヘイのスピードと、天性の当て勘が、ジョン・ルイスの経験や打たれ強さを完全に上回っています。
並のボクサーなら、ここで勝負が決まってもおかしくないところですが、ここから「静かなる男」ジョン・ルイスが驚異的な粘りを発揮。上半身を振りながら距離を詰め、デビッド・ヘイの懐で勝負しようとします。距離をつぶして、デビッド・ヘイの強打を避けようという作戦ですね。
一方のデビッド・ヘイは左ジャブを突いて距離をキープし、右ストレートを狙うカウンター作戦。意図的に手数を減らしてスタミナを温存しながら戦っている印象です。5ラウンド終了間際には、ジョン・ルイスの前進に合わせてワンツーを叩き込み、3度目のダウンを奪います。さすがのジョン・ルイスもなす術がない状況です。
6ラウンドにもダウンを奪い、完全なデビッド・ヘイのペースで迎えた9ラウンド。デビッド・ヘイの右ストレート、左ジャブがジョン・ルイスのアゴを打ち抜き、ヨタヨタとジョン・ルイスが後退したところへ左ボディーブローから強烈な右ストレート!その瞬間、ジョン・ルイスのセコンドがギブアップし、デビッド・ヘイがTKO勝ちで初防衛に成功しました。
デビッド・ヘイが圧倒的なスピードを見せつけた試合でしたね。タフなジョン・ルイスを4度もダウンさせるなんて全く想像できませんでした。ヘビー級でこれだけ動けて、切れのあるパンチを打ち込めるボクサーはデビッド・ヘイしかいないでしょう。簡単にクリーンヒットをもらってしまう危うさもありますが、「デビッド・ヘイならクリチコ兄弟(ビタリ・クチリコとウラディミール・クリチコ)に勝てるかも」と期待させてくれますね。デビッド・ヘイが潜在能力の高さを証明した見事な初防衛戦でした。
試合結果
| 試合結果 | デビッド・ヘイが9ラウンドTKO勝ちで初防衛に成功。 |
