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因縁の再戦!ウラディミール・クリチコ対サミュエル・ピーター

次回は最年長王者のバーナード・ホプキンスとチャド・ドーソンが激突する因縁の再戦!
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IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ

チャンピオン ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)
戦績:57戦54勝48KO3敗
挑戦者 サミュエル・ピーター(ナイジェリア)
戦績:37戦34勝27KO3敗

試合内容

ヘビー級を席巻するクリチコ兄弟の弟、ウラディミール・クリチコが5年ぶりの再戦となるサミュエル・ピーターを迎え防衛戦を行います。初戦は3度のダウンを奪われながら、何とか判定勝利を手にしたウラディミール・クリチコ。覇権奪回に向け気合十分のサミュエル・ピーター相手に「進化したウラディミール・クリチコ」を印象づけることができるでしょうか?

試合は1ラウンドから予想外の展開で始まります。左ジャブで距離を測り、右ストレートを狙うチャンピオンのウラディミール・クリチコに対して、挑戦者のサミュエル・ピーターが頭を振りながらステップインを狙い、得意の左フックを打ち込む戦術を実行します。まるで、マイク・タイソンのような上半身の動きです。

サミュエル・ピーターはめちゃめちゃ考えてきましたね。サミュエル・ピーターがウラディミール・クリチコの兄、ビタリ・クリチコに世界タイトルを奪われた試合は、真正面からガードを固めて入ろうとして、一方的に打たれTKO負けを喫しましたが、この試合は「打たせずにパンチを当てよう」と必死に頭を振って前へ出ようとしています。

「これはもしかすると、ピーターの左フックが当たるかも」と思っていると、1ラウンド1分、サミュエル・ピーターの左フックがウラディミール・クリチコの顔面をとらえます。ウラディミール・クリチコはサミュエル・ピーターが頭を振るので、標的が定められず戦いづらそうです。

「さすがのウラディミールも警戒しているなあ」と試合の行方を見守る管理人。すると、1ラウンド2分すぎ、ウラディミール・クリチコが強烈なワンツーをサミュエル・ピーターの顔面に叩き込み、反撃開始。1ラウンドからウラディミール・クリチコが右ストレートを打ち込むなんて珍しいですね。サミュエル・ピーターがタフなので、左ジャブではなく、右の大砲で止めようという作戦のようです。

2ラウンドに入っても、サミュエル・ピーターが左右のフックを振りながら怒涛の前進を続けますが、ウラディミール・クリチコが真っ向から得意のワンツー、いきなりの左フックで応戦。ラウンド中盤には、ウラディミール・クリチコの強烈なワンツーがサミュエル・ピーターのアゴをとらえ、サミュエル・ピーターの動きが一瞬止まります。

「今日のウラディミールはすごいな。序盤からめちゃめちゃ手数が多いよ。タフなピーターはよく耐えているけど、まともにもらい続けるとさすがに耐え切れなくなるんじゃないかな?」と改めてウラディミール・クリチコの破壊力に驚く管理人。

その後も前へ出るサミュエル・ピーターに対して、ウラディミール・クリチコが右ストレート、左フックを打ち込む展開が続き、ラウンドが進むにつれて、ウラディミール・クリチコがサミュエル・ピーターにダメージを与える場面が目立つようになります。

ウラディミール・クリチコ優勢で迎えた10ラウンド。ウラディミール・クリチコの強打が驚異の抵抗を見せてきたサミュエル・ピーターに襲い掛かります。フラフラになりながらも何とか前へ出てフックを打ち込むサミュエル・ピーターに対して、30秒すぎ、ウラディミール・クリチコが強烈な左フック!

サミュエル・ピーターはウラディミール・クリチコに抱きつくようにしてダウンを拒否しましたが、かなり深いダメージを抱えています。「いやー、もう限界じゃない?」とサミュエル・ピーターの状態を心配する管理人。なおも前へ出て攻撃しようとするサミュエル・ピーターに、ウラディミール・クリチコが左右のフック、アッパーを含めた怒涛の10連打を打ち込み、ついにサミュエル・ピーターが崩れ落ちます!

サミュエル・ピーターがバタンと倒れた瞬間、レフェリーが試合をストップ!ウラディミール・クリチコが10ラウンドTKO勝ちでサミュエル・ピーターを退け、5年越しの強打者同士の因縁の再戦に快勝しました。

ウラディミール・クリチコが「進化した姿」を見せつけた試合でしたね。サミュエル・ピーターはウラディミール・クリチコの強打をもらわないよう、必死に頭を振りながら距離を詰めようとしていました。5年前のウラディミール・クリチコなら動揺していたと思うのですが、世界タイトルを4年間守り続けている自信でしょうか、全く動じることなく、宿敵のサミュエル・ピーターを粉砕しました。

5年という月日がウラディミール・クリチコとサミュエル・ピーターの力の差をさらに広げたようです。必死に抵抗するサミュエル・ピーターの姿に心を打たれた管理人ですが、改めてウラディミール・クリチコの破壊力を思い知らされた試合でした。

これほど完璧な試合を見せられると「WBA世界ヘビー級チャンピオンのデビッド・ヘイがいつクリチコ兄弟と戦うのか」の一点に興味が集中してしまいます。強いヘビー級ボクサー、上手いヘビー級ボクサーは軒並みクリチコ兄弟に夢を打ち砕かれてきました。残された希望は速いヘビー級ボクサー、デビッド・ヘイだけです。デビッド・ヘイ対クリチコ兄弟の決戦が刻一刻と近づいています。

試合結果

試合結果 ウラディミール・クリチコが10ラウンドTKO勝ちでタイトル防衛に成功。
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