WBO世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | フェルナンド・モンティエル(メキシコ) 戦績:43戦39勝29KO2敗2分 |
挑戦者 | シソ・モラレス(フィリピン) 戦績:14戦全勝8KO |
試合内容
3階級制覇を達成したフェルナンド・モンティエルが、全勝の挑戦者、シソ・モラレスを迎えた初防衛戦です。ベテランのフェルナンド・モンティエルに、世界戦初登場のシソ・モラレスが挑戦する図式ですね。フェルナンド・モンティエルの連打か?シソ・モラレスの強打か?どちらのボクシングが上回るでしょうか?
試合は、お互いが左ジャブを突きながら様子をうかがう静かな立ち上がり。どちらも相手を一撃で沈めることができる左フックを持っているだけに、フェルナンド・モンティエルもシソ・モラレスもガードを高く上げてディフェンスを大事に戦っているようです。
「これは長丁場になりそうだぞ」と思い始めた1ラウンド中盤。フェルナンド・モンティエルの左ボディーブローがシソ・モラレスの肝臓を直撃し、シソ・モラレスが崩れ落ちます。苦悶の表情を浮かべるシソ・モラレスはカウント10以内に立ち上がることができず、フェルナンド・モンティエルがシソ・モラレスに1ラウンドKO勝ちを収めました。
「さあ、これからだぞ」と思ったら、フェルナンド・モンティエルがボディーブローでシソ・モラレスを沈めちゃいましたね。パンチの角度がすばらしく、苦悶の表情を浮かべるシソ・モラレスの姿がとても印象的な試合でした。
勝ったフェルナンド・モンティエルは、2010年4月30日、WBC世界バンタム級チャンピオンの長谷川穂積選手と日本で対戦することが決まりました。日本ボクシングコミッション(JOC)は、WBOを認定していないので、フェルナンド・モンティエルが持っているWBOタイトルはかけられませんが、事実上の統一戦です。
長谷川穂積選手とフェルナンド・モンティエルの試合は、2009年3月に行われた西岡利晃選手とジョニー・ゴンサレスの試合に並ぶビッグマッチで、日本人ボクサーの実力を世界に発信する絶好の機会になると思います。なお、4月30日は西岡利晃選手もバルウェグ・バンゴヤンを迎えて防衛戦を行います。今からダブルタイトルマッチが待ち遠しいですね。
試合結果
試合結果 | フェルナンド・モンティエルが1ラウンドKO勝ちでタイトル防衛に成功。 |