WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | 西岡利晃(日本・帝拳ジム) 戦績:42戦35勝22KO4敗3分 |
挑戦者 | バルウェグ・バンゴヤン(フィリピン) 戦績:15戦全勝7KO |
試合内容
世界タイトル奪取後、3連続KO防衛を続ける西岡利晃選手が、全勝のバルウェグ・バンゴヤンを迎えて4度目の防衛戦を行います。日本人ボクサーの世界タイトル初防衛戦からの連続KO防衛記録は3。今回、西岡利晃選手がバルウェグ・バンゴヤンをKOで下せば、日本新記録を達成します。伝家の宝刀「左ストレート」が火を噴くのでしょうか?
立ち上がり、ジワリジワリとプレッシャーをかけるチャンピオンの西岡利晃選手に対して、挑戦者のバルウェグ・バンゴヤンはガードを高く構えながら左ジャブを突き、左右のフックを強振します。管理人はバルウェグ・バンゴヤンの試合を初めて観ますが、かなり変則的なパンチを打つボクサーですね。
2ラウンドに入ると、挑戦者のバルウェグ・バンゴヤンがいきなりの右ストレートを連打し、距離を測ろうとする西岡利晃選手を威嚇します。2分すぎには、西岡利晃選手の右ジャブに合わせて、バルウェグ・バンゴヤンが強烈なカウンターの右ストレートを西岡利晃選手のアゴに叩き込みます!
「うわ、危ない!」と思わず叫ぶ管理人。一瞬、西岡利晃選手の動きが止まるほどの破壊力で、倒されてもおかしくないタイミングと角度で決まりましたね。一気に畳みかけたいバルウェグ・バンゴヤンは、左右のフックを連打しますが、西岡利晃選手は、このピンチをクリンチで逃れ、終了間際には、左ストレートのカウンターを顔面へ叩き込んで反撃!凄まじいパンチの応酬になってきましたね。
3ラウンドに入ると、挑戦者のバルウェグ・バンゴヤンが勝負を仕掛け、左右のフックを強振して一気に主導権を握ろうとします。バルウェグ・バンゴヤンの攻勢に対して、チャンピオンの西岡利晃選手は右ジャブで距離を取りながら、左ストレートを顔面、ボディーと打ち分け、主導権を渡しません。
4ラウンドに入ると、今後はチャンピオンの西岡利晃選手が右ジャブを積極的に突きながら前進し、得意の左ストレートを打ち込むタイミングを計ります。「2ラウンドに受けたダメージが抜けて、足に力が戻ってきたかな?さあ、西岡選手、反撃に出たいよ」と応援に力が入る管理人。すると、2分すぎには、西岡利晃選手の左ストレートがバルウェグ・バンゴヤンにクリーンヒットします。少しずつ西岡利晃選手がタイミングを掴んできたようですね。
西岡利晃選手のペースになり始めた5ラウンド。伝家の宝刀「左ストレート」が炸裂します!ラウンド開始直後から前へ出てくるバルウェグ・バンゴヤンに対して、西岡利晃選手は右ジャブを突きながら距離を保ち、20秒には、バルウェグ・バンゴヤンの右アッパーに合わせて、強烈な左ストレートを打ち込みます。
「ナイスカウンター!西岡選手がバンゴヤンの動きを読み始めているよ。パンチのタイミングも合ってきたんじゃない?」と思っていると、30秒すぎ、バルウェグ・バンゴヤンが左右のフックを強振し、体が流れて、がら空きとなった顔面へ、西岡利晃選手がコンパクトな左ストレートを打ち込み、バルウェグ・バンゴヤンがダウン!
「すんごいパンチ!めちゃめちゃ効いてるよ」と思わず絶叫する管理人。興奮する管理人とは対照的に、チャンピオンの西岡利晃選手は立ち上がってきたバルウェグ・バンゴヤンのダメージを冷静に分析すると、コンパクトなストレート、フック、アッパーを連打し、最後はバルウェグ・バンゴヤンが防戦一方となったところで、レフェリーが試合をストップ!西岡利晃選手が5ラウンドTKO勝ちでバルウェグ・バンゴヤンに快勝し、世界タイトル初防衛から4連続KO防衛の新記録を樹立しました。
西岡利晃選手、素晴らしい防衛戦でした!ジョニー・ゴンサレス戦を思い起こさせてくれる見事な左ストレートです。立ち上がりの3ラウンドを観ると、「バンゴヤンのパンチは本当に変則的で戦いにくいなあ。こりゃ、長引くかも」と思ったのですが、西岡利晃選手は試合開始からわずか10分でバルウェグ・バンゴヤンの動きを読み切り、最後は鮮やかな左ストレートでバルウェグ・バンゴヤンを一蹴しましたね。西岡利晃選手、本当に強かったなあ。
試合結果
試合結果 | 西岡利晃選手が5ラウンドTKO勝ちで4度目の防衛に成功。世界タイトルの初防衛から4連続KO勝ちを達成し、日本新記録を樹立。 |