WBA暫定世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | ホルヘ・ソリス(メキシコ) 戦績:44戦39勝28KO2敗2分1無効試合 |
挑戦者 | フランシスコ・コルデロ(コロンビア) 戦績:23戦全勝15KO |
試合内容
暫定チャンピオンのホルヘ・ソリスが、全勝挑戦者のフランシスコ・コルデロを地元メキシコに迎えて2度目の防衛戦を行います。ホルヘ・ソリスはフランシスコ・コルデロに勝利して正チャンピオンの内山高志選手との統一戦を実現することができるでしょうか?日本のボクシングファンも注目するタイトルマッチです。
試合は1ラウンドからホルヘ・ソリスの強打が火を噴きます。左ジャブから右ストレートのワンツーを中心に攻撃を仕掛けてくるフランシスコ・コルデロに対して、ホルヘ・ソリスは右ストレートのカウンターから得意の左ボディーブローを連打!1ラウンド中盤にはホルヘ・ソリスがフランシスコ・コルデロをロープへ詰めて強烈な左ボディーブローでダウンを奪います。
「ソリスの左ボディーブローがものすごい角度で決まってるよ。『えぐる』って言葉がピッタリのボディーブローだね。コルデロはダメージが蓄積する前に反撃できるかな?」と試合の行方を見守る管理人。2ラウンドに入ると、挑戦者のフランシスコ・コルデロが前へ出て積極的にパンチを出して主導権を奪い返そうとします。
暫定チャンピオンのホルヘ・ソリスはフランシスコ・コルデロの状態を見極めながら左ジャブで距離を取ってロングレンジから右ストレート、左ボディーブローを放っています。フランシスコ・コルデロのパンチにまだ力が残っているため、ホルヘ・ソリスは警戒しながら慎重に戦っているようです。
3ラウンドもホルヘ・ソリスが中間距離から左フックをボディーに、右ストレートを顔面、ボディーに打ち分け、試合の主導権を握る展開が続き迎えた4ラウンド。ホルヘ・ソリスがフランシスコ・コルデロをコーナーへ詰めて左ボディーブローから右ストレートのコンビネーションで2度目のダウンを奪います。
5ラウンドはホルヘ・ソリスが上下にコンビネーションを打ち分けてフランシスコ・コルデロを圧倒し迎えた6ラウンド。ラウンド開始からフランシスコ・コルデロが最後の力を振り絞って勝負に出ます。しかし、ホルヘ・ソリスが左ジャブでフランシスコ・コルデロを突き放し、中間距離から左ボディーブローを連打して反撃。
最後はホルヘ・ソリスが左ボディーブローから左右のフックを顔面に連打したところで、レフェリーが試合をストップして勝負あり。ホルヘ・ソリスが6ラウンドTKO勝ちで全勝挑戦者のフランシスコ・コルデロを一蹴し、暫定タイトルの2度目の防衛に成功しました。
パンチの的中率、パンチの種類で上回るホルヘ・ソリスが得意のボディーブローで、フランシスコ・コルデロの勢いを完全に消し去った試合でしたね。フランシスコ・コルデロは決して弱いボクサーではない(むしろ強い)と思うのですが、ホルヘ・ソリスにことごとく急所を連打され、ラウンドを重ねるごとにダメージを抱えてしまいました。
暫定チャンピオンのホルヘ・ソリスが勝利したことで、正チャンピオンの内山高志選手との王座統一戦が現実味を帯びてきましたね。内山高志選手もホルヘ・ソリスも手数が多く、一撃で相手を沈めるだけのパンチを持っているので、KO必至の好勝負になりそうです。来年こそ実現してほしいカードですね。
試合結果
試合結果 | ホルヘ・ソリスが6ラウンドTKO勝ちで2度目の暫定タイトル防衛に成功。 |