WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | 粟生隆寛(日本) 戦績:23戦20勝9KO2敗1分 |
挑戦者 | ウンベルト・グティエレス(メキシコ) 戦績:31戦28勝20KO2敗1分 |
粟生隆寛選手とウンベルト・グティエレスの試合内容
日本ボクシング界の次世代のエース、2階級制覇チャンピオンの粟生隆寛(あおう・たかひろ)選手が元暫定チャンピオンのウンベルト・グティエレスと激突するサウスポー対決です。ビタリ・タイベルトを撃破して2階級制覇を成し遂げた粟生隆寛選手はメキシコが誇る強打のウンベルト・グティエレスを退け、悲願の初防衛に成功することができるでしょうか?
試合はチャンピオンの粟生隆寛選手、挑戦者のウンベルト・グティエレスともに右ジャブを突きながら積極的に左ストレートを打ち込む好戦的な展開で始まります。粟生隆寛選手もウンベルト・グティエレスも思い切りパンチを打ち込んでいますね。
特に減量に失敗して前日軽量から9キロ増量したウンベルト・グティエレスはスタミナが心配なのか、完全に1ラウンドからKOを狙っているようです。2ラウンドに入ると、粟生隆寛選手がフェイントを交えながらプレッシャーをかけてウンベルト・グティエレスを後退させます。
粟生隆寛選手は上下にパンチを散らしながらウンベルト・グティエレスのボディーを狙っているようです。一方のウンベルト・グティエレスは後退しながらも自分の距離を守り、リーチを活かして長い距離から左ストレートと右フックを狙っていますね。
3ラウンドに入ると、粟生隆寛選手がウンベルト・グティエレスのボディーへ執拗にパンチを集め、ウンベルト・グティエレスのスタミナを削る作戦を実行します。ウンベルト・グティエレスも足を止めて応戦。ラウンド終了間際には右フックで粟生隆寛選手の動きが一瞬止まるなど一進一退の攻防になってきました。
「ものすごい我慢比べになってきたよ。粟生選手はディフェンスに気を配りながら、このままボディーを攻め続けたいな」と試合の行方を見守る管理人。4ラウンドに入ると、挑戦者のウンベルト・グティエレスが積極的に前へ出てワンツーを狙い、勝負に出ます。
チャンピオンの粟生隆寛選手はスウェイバックでウンベルト・グティエレスのパンチをかわしながらパンチを出して応戦。そして開始50秒、ウンベルト・グティエレスの左フックをダッキングでかわすと、強烈な右フックをボディーへ叩き込み、ウンベルト・グティエレスからダウンを奪います。
うずくまってダウンしたウンベルト・グティエレスはマウスピースを吐き出し、10カウント以内に立ち上がることができず、このまま試合終了。粟生隆寛選手がウンベルト・グティエレスに4ラウンドKO勝ちを収め、悲願の初防衛に成功しました。
粟生隆寛選手が鮮やかなボディーブローでウンベルト・グティエレスを沈めた試合でしたね。好戦的なウンベルト・グティエレスを真っ向から打ち倒した価値ある勝利だと思います。今後はディフェンスを強化しながら防衛を重ね、さらなるビッグマッチを目指してほしいですね。
粟生隆寛選手とウンベルト・グティエレスの試合結果
試合結果 | 粟生隆寛が4ラウンドKO勝ちでタイトル初防衛に成功。 |