WBC世界ウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | アンドレ・ベルト(アメリカ) 戦績:26戦全勝20KO |
挑戦者 | フレディ・エルナンデス(メキシコ) 戦績:31戦29勝20KO1敗1無効試合 |
試合内容
全勝チャンピオンのアンドレ・ベルトが世界タイトル初挑戦のフレディ・エルナンデスを迎えて5度目の防衛戦を行います。去年は両親の出身地であるハイチが大地震に襲われて親族が被害にあい、シェーン・モズリーとのビッグマッチ(王座統一戦の予定でした)をやむなくキャンセルしたアンドレ・ベルト。今年こそビッグマッチ実現に向けて突き進む全勝チャンピオンがどんなボクシングをみせてくれるのか注目ですね。
試合開始と同時にまず飛び出したボクサーはチャンピオンのアンドレ・ベルト。スピード豊かな左ジャブでフレディ・エルナンデスにプレッシャーをかけながら、得意の左フック、右ストレートを狙っているようです。アンドレ・ベルトは持ち味のスピードを生かしたボクシングで勝負を仕掛けていますね。
一方、世界タイトル初挑戦のフレディ・エルナンデスはガードを高く構えて距離を取りながら、左ジャブと左ボディーブローを中心に応戦します。フレディ・エルナンデスはアンドレ・ベルトの強打を警戒しながら、アンドレ・ベルトのスピードに目を慣れさせようという作戦のようです。
「ベルトのスピードが一枚も二枚も上手だけど、エルナンデスはどうやって対処するかな?」とフレディ・エルナンデスのボクシングに注目する管理人。1ラウンド中盤になると、フレディ・エルナンデスがアンドレ・ベルトの強打を警戒しながらも、一発一発のパンチに力を込めて打ち始め、攻撃の姿勢を強めます。
「どっちが序盤の主導権を握るかな?」と思い始めた1ラウンド2分。ステップバックしながら距離を測っていたアンドレ・ベルトがいきなり飛び込んでフレディ・エルナンデスのテンプルに左フックを打ち込みます。
パンチをもらったフレディ・エルナンデスが追撃を防ぐため、真ん中のガードを固めようとした瞬間、アンドレ・ベルトが強烈な右フックをフレディ・エルナンデスのアゴに打ち込み、フレディ・エルナンデスが後ろへ崩れ落ちてダウン!
「うわ、めちゃめちゃ効いた!」と思わずソファーから立ち上がる管理人。世界タイトル初挑戦のフレディ・エルナンデスは必死に起き上がり、試合を続けようとしますが、フレディ・エルナンデスの状態を確認したレフェリーが試合をストップ!
持ち前の剛腕を発揮した全勝チャンピオンのアンドレ・ベルトが、1ラウンドTKO勝ちでフレディ・エルナンデスの夢を打ち砕き、5度目の防衛戦に圧勝しました。アンドレ・ベルトはプロデビューからの全勝記録を27に伸ばしましたね。
アンドレ・ベルトが誇るパンチのスピード、動きのスピードがフレディ・エルナンデスのボクシングを圧倒した試合でしたね。強烈なインパクトを残して5度目の防衛に成功したアンドレ・ベルト。本人が希望するビッグマッチの実現に向けて最高の試合でアピールしましたね。今後のアンドレ・ベルトの動向に注目です。
試合結果
試合結果 | アンドレ・ベルトが1ラウンドTKO勝ちで5度目のタイトル防衛に成功。 |