WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
チャンピオン | ティモシー・ブラッドリー(アメリカ) 戦績:28戦27勝11KO1無効試合 |
挑戦者 | ホエル・カサマヨル(キューバ) 戦績:44戦38勝22KO5敗1分 |
ティモシー・ブラッドリー対ホエル・カサマヨルの試合内容
ボクシング最激戦区と言われるスーパーライト級で無敗の快進撃を続けるティモシー・ブラッドリーが大ベテランのホエル・カサマヨルを迎えて4度目の防衛戦を行います。打ち出したら止まらないパワフルな連打が魅力のティモシー・ブラッドリーと2階級制覇の実績を誇る技巧派サウスポーのホエル・カサマヨルが拳を交える楽しみな対決ですね。
世界中のボクシングファンが注目したデボン・アレキサンダーとの無敗対決を制してチャンピオンに君臨するティモシー・ブラッドリー。自慢の連打を武器に大ベテランを圧倒して存在感をアピールするのでしょうか?それとも、40歳のホエル・カサマヨルが経験を武器にティモシー・ブラッドリーの強打を封じ込め、3階級制覇を達成するのでしょうか?今後のビッグマッチを占う新旧対決が幕を開けます。
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰め、左右のフックを狙うチャンピオンのティモシー・ブラッドリーに対して、挑戦者のホエル・カサマヨルが右ジャブを突いて距離を取り、左ストレートのカウンターを狙う展開で始まります。ティモシー・ブラッドリーが予想通り、立ち上がりから勝負に出てきましたね。
「ブラッドリーのプレッシャーがすごいよ。カサマヨルはブラッドリーの圧力にどれだけ耐えられるかな?ブラッドリーの連打に巻き込まれる前に勝負できるといいんだけど、どうなるかな?」と両者のボクシングに注目する管理人。ホエル・カサマヨルは左ストレートを打ち込んでティモシー・ブラッドリーの前進を止めようとするのですが、ティモシー・ブラッドリーが構わず突っ込んできますね。
プレッシャーをかけ続けるティモシー・ブラッドリーに対して、ホエル・カサマヨルがクリンチを連発する展開が続き、会場からブーイングが聞こえ始めた4ラウンド。レフェリーがホエル・カサマヨルから1ポイント減点を取り、ここから試合が動き出します。
5ラウンドに入ると、ティモシー・ブラッドリーがホエル・カサマヨルのボディーに攻撃を集中し、一気に畳みかけます。そして開始40秒、ティモシー・ブラッドリーが左ボディーブローでレバーを叩き、返しの右ボディーブローをみぞおちに打ち込んだ瞬間、ホエル・カサマヨルが前のめりに崩れ落ち、ダウン!
「カサマヨルがブラッドリーのプレッシャーに耐え切れなくなってきちゃったな。ブラッドリーは顔面、ボディーのどちらでも倒せそうだぞ」とティモシー・ブラッドリーのボクシングに注目する管理人。6ラウンドにも、ティモシー・ブラッドリーがホエル・カサマヨルからダウンを奪い、試合は完全にティモシー・ブラッドリーのペースで進みます。
8ラウンドに入ると、小柄なティモシー・ブラッドリーがホエル・カサマヨルを体ごとロープに押し込み、パンチを集める場面が増えます。ホエル・カサマヨルも必死に応戦しますが、ティモシー・ブラッドリーがホエル・カサマヨルの顔面に左右のフックを叩き込み、最後は左ボディーブローを打ち込んだところで、ホエル・カサマヨルが再び崩れ落ちます。
ダウンから立ち上がったホエル・カサマヨルですが、セコンドがタオルを振って試合棄権を申し入れ、勝負あり。無敗の快進撃を続けるティモシー・ブラッドリーが大ベテランのホエル・カサマヨルに8ラウンドTKO勝ちを収め、新旧対決に快勝しました。
ティモシー・ブラッドリーの力強い連打が百戦錬磨のホエル・カサマヨルを完全に圧倒した試合でしたね。ティモシー・ブラッドリーのプレッシャーを感じたホエル・カサマヨルが完全に逃げ腰になってしまったため、試合を終わらせるのに時間がかかってしまいましたが、「何度戦ってもブラッドリーの勝ちでしょ」という内容でした。
今回のタイトルマッチは、ティモシー・ブラッドリーがゲイリー・ショー・プロダクションズからトップ・ランクへ移籍後、初めての試合でした。WBA・IBF世界スーパーライト級チャンピオンのアミール・カーンと評価を二分するティモシー・ブラッドリーは、マニー・パッキャオの対戦候補にも挙がっています。ビッグマッチのカギを握るティモシー・ブラッドリー。今後の動向に注目しましょう。
ティモシー・ブラッドリー対ホエル・カサマヨルの試合結果
試合結果 | ティモシー・ブラッドリーが8ラウンドTKO勝ちで4度目のタイトル防衛に成功。 |