WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | アドリアン・エルナンデス(メキシコ) 戦績:23戦21勝13KO1敗1分 |
挑戦者 | ギデオン・ブセレジ(南アフリカ) 戦績:14戦12勝4KO2敗 |
アドリアン・エルナンデス対ギデオン・ブセレジの試合内容
攻撃的なボクシングで世界の頂点をつかんだアドリアン・エルナンデスが、サウスポーのギデオン・ブセレジを迎えて初防衛戦を行います。2011年4月、ヒルベルト・ケブ・バースとの再戦を制して王座に君臨するアドリアン・エルナンデス。初防衛戦で南アフリカの刺客を打ち倒すことができるでしょうか?
試合は、アドリアン・エルナンデスが開始直後からパンチを出しながら前進を続け、ギデオン・ブセレジにプレッシャーをかける展開で始まります。一方、サウスポーのギデオン・ブセレジはフットワークを使って距離を保とうとしていますが、ロープやコーナーに押し込まれる場面が目立ちますね。
「エルナンデスが序盤から全開だね。ブセレジも下がりながら上手くパンチを当てているんだけど、エルナンデスの前進が止まらないよ。ブセレジはもう少し力強いパンチが打ち込めるといいんだけどな」と試合の行方に注目する管理人。予想通り、「馬力のアドリアン・エルナンデス対テクニックのギデオン・ブセレジ」という図式で試合が進んでいます。
2ラウンドもゴングが鳴ると同時にアドリアン・エルナンデスがコーナーを飛び出し、ギデオン・ブセレジにプレッシャーをかけます。一方のギデオン・ブセレジは手数を増やして応戦。決してパンチ力があるボクサーではありませんが、パンチを当てる上手さを持っていますね。
ロープやコーナーに追い詰められながらカウンターの左ストレートを打ち込むギデオン・ブセレジ。しかし、多少の被弾を覚悟して距離を詰めるアドリアン・エルナンデスが、1分すぎ、ギデオン・ブセレジをロープに追い詰め、強烈な右ストレートを顔面に叩き込み、ギデオン・ブセレジの腰が一瞬落ちます。
「あ、効いた」と口にする管理人。一気に畳みかけるアドリアン・エルナンデスは左ボディーブローでギデオン・ブセレジの動きを止め、力強いパンチを連打し、ダウンを奪います。追撃を防ぐため、自分から座りこんだギデオン・ブセレジ。ダウンから何とか立ち上がりましたが、相当苦しそうな表情です。
試合が再開されると、アドリアン・エルナンデスがギデオン・ブセレジに猛然と襲いかかり、強烈なパンチを上下に打ち分けます。最後はギデオン・ブセレジをコーナーに追い詰め、ギデオン・ブセレジが防戦一方になったところでレフェリーが試合をストップ!アドリアン・エルナンデスがギデオン・ブセレジに2ラウンドKO勝ちを収め、初防衛に成功しました。
アドリアン・エルナンデスが力強いボクシングでギデオン・ブセレジのテクニックを封じ込めた試合でしたね。攻撃重視のため、被弾してしまうこともありますが、アドリアン・エルナンデスの攻撃力は本当に魅力的。勝ち続ければ続けるほど、人気が出るタイプのボクサーですね。今後も注目です。
アドリアン・エルナンデス対ギデオン・ブセレジの試合結果
試合結果 | アドリアン・エルナンデスが2ラウンドKO勝ちで世界タイトルの初防衛に成功。 |