WBC世界ライト級タイトルマッチ
チャンピオン | アントニオ・デマルコ(メキシコ) 戦績:30戦27勝20KO2敗1分 |
挑戦者 | ジョン・モリナ(アメリカ) 戦績:25戦24勝19KO1敗 |
アントニオ・デマルコ対ジョン・モリナの試合内容
177センチの長身から繰り出される的確なパンチを武器に世界チャンピオンに君臨するサウスポーのアントニオ・デマルコが、179センチの身長を誇る世界タイトル初挑戦のジョン・モリナと激突するWBC世界ライト級タイトルマッチです。
ホルヘ・リナレスを撃破して、世界タイトル奪還に成功したアントニオ・デマルコ。さらなるビッグマッチを見据え、世界タイトル奪取に燃えるジョン・モリナを撃破することができるでしょうか?注目の防衛戦は驚きの結末が待っていました。
試合は、左ジャブを突きながら右ストレートを狙う挑戦者のジョン・モリナに対して、チャンピオンのアントニオ・デマルコが下がりながら距離を保ち、カウンターを狙う展開で始まります。
「お互いに懐が深くて、距離が長いなあ」と思っていると、開始25秒、チャンピオンのアントニオ・デマルコがジョン・モリナのアゴに得意の左ストレートを打ち込み、パンチをもらったジョン・モリナがリング中央からロープまで後退します。
【Photo:The Ring Magazine】
「うわ、すげえ!最初の左ストレートがいきなり当たったよ。ん?モリナの足元がおぼつかないね。コンパクトな左ストレートだったけど、思ったよりダメージが深いかも」とジョン・モリナのダメージを確認する管理人。
アントニオ・デマルコの左ストレートで吹っ飛ばされたジョン・モリナは、何とか踏ん張ってダウンを回避しましたが、動きが止まっちゃいましたね。パンチをもらった影響で、足に力が入っていないようです。
【Photo:The Ring Magazine】
ジョン・モリナの状態を確認したアントニオ・デマルコは一気にパンチを集め、勝負を決めにいきます。ガードを固めて、攻撃に耐えようとするジョン・モリナに対して、アントニオ・デマルコはコンパクトで力強いパンチを連打し、反撃するチャンスを与えません。
最後は、ジョン・モリナが防戦一方となったところで、レフェリーが試合をストップ!アントニオ・デマルコがジョン・モリナを1ラウンドわずか44秒で退け、2度目の防衛に成功しました。なお、44秒はライト級タイトルマッチの最短KO記録だそうです。
【Photo:The Ring Magazine】
アントニオ・デマルコの的確なパンチが世界タイトル初挑戦のジョン・モリナの夢を打ち砕いた衝撃の防衛戦でしたね。アントニオ・デマルコが最初の左ストレートを当てた勢いで、そのまま一気に試合を終わらせた印象です。
衝撃の勝利を手にしたアントニオ・デマルコは、次戦でエイドリアン・ブローナーと対戦することが決まりました。若きスーパースターとして、世界中のボクシングファンが注目するエイドリアン・ブローナーに勝てば、一気に中量級の主役に躍り出ることも夢じゃないですね。
衝撃のKO防衛で、ビッグマッチへ駒を進めたアントニオ・デマルコ。抜群のスピードと連打を誇るエイドリアン・ブローナーを苦しめ、世界中のボクシングファンに、さらなる驚きを与えることができるでしょうか?乗りに乗っているアントニオ・デマルコに注目ですね。
アントニオ・デマルコ対ジョン・モリナの試合結果
試合結果 | アントニオ・デマルコが1ラウンド44秒TKO勝ちで2度目の防衛に成功。44秒のライト級タイトルマッチ最短KO決着の新記録を樹立しました。 |