WBO中南米スーパーライト級王座決定戦
前WBA世界 ライト級チャンピオン |
ブランドン・リオス(アメリカ) 戦績:31戦30勝21KO1分 |
IBF中南米スーパー ライト級チャンピオン |
マイク・アルバラード(アメリカ) 戦績:33戦全勝23KO |
ブランドン・リオス対マイク・アルバラードの試合内容(前編)
2階級制覇を狙う無敗のブランドン・リオスがスーパーライト級へ主戦場を移し、全勝の快進撃を続けるマイク・アルバラードと激突します。ブランドン・リオスもマイク・アルバラードも好戦的なボクサーなので、KO必至の楽しみな戦いですね。
試合は、ガードを固めて得意の接近戦に持ち込もうとするブランドン・リオスに対して、マイク・アルバラードが鋭い左ジャブから回転の速い連打で応戦する展開で始まります。どちらのパンチもいきなりクリーンヒットしていますね。
「リオスが勝負に出ているんで、アルバラードも負けじと応戦しているね。どちらかと言えば中間距離の打ち合いを得意とするアルバラードだけど、リオスが得意の接近戦で勝負できるかな?激しい打ち合いになりそうだぞ」と壮絶な打ち合いに大興奮の管理人。
リーチが長く、懐の深いマイク・アルバラードですが、ブランドン・リオスのボクシングに巻き込まれているのか、接近戦の打ち合いに応じています。ブランドン・リオスもマイク・アルバラードも一歩も引かない凄まじい打撃戦です!
1ラウンド中盤、マイク・アルバラードが回転の速い連打で、ブランドン・リオスを守勢に追い込みます。「接近戦はリオスが一枚上手かな?」と思っていたのですが、マイク・アルバラードのコンパクトなフックやアッパーも決まっていますね。
2ラウンドに入ると、打撃戦はさらに激しさを増します。2ラウンド中盤、マイク・アルバラードが強烈なアッパーを叩き込み、ブランドン・リオスの動きが止まります。マイク・アルバラードはブランドン・リオスのガードをすき間を狙って、強烈なパンチを打ち込んでいますね。
「とんでもないアッパーだよ!並のボクサーなら絶対に倒れているパンチなんだけどなあ。リオスのタフネスは驚異的だね。アルバラードがパンチを打ち続けて倒し切るか?リオスが耐え抜いて逆転のパンチを当てられるか?壮絶な我慢比べになってきたね」と両者に大きな拍手を送る管理人。
3ラウンドに入ると、ブランドン・リオスがマイク・アルバラードに体を密着させて、上下にパンチを打ち分けます。マイク・アルバラードはブランドン・リオスの打ち終わりを待って、強烈なカウンターで反撃。どちらも「ここが勝負だ!」と悟っているようです。
4ラウンドは、マイク・アルバラードが左ジャブを連打して、得意の中間距離で勝負する作戦に切り替えます。ブランドン・リオスはガードを固めて必死に距離を詰めようとしますが、マイク・アルバラードが強烈な右フックを中心にカウンターを浴びせます。
「中間距離で戦うと、アルバラードの持ち味が生きるね。リオスは持ち前のタフネスで耐え抜いているけど、まともに打たれ続けると危険だよ。アルバラードが戦い方とタイミングをつかんできたかな?」とマイク・アルバラードの作戦に拍手を送る管理人。
マイク・アルバラードが接近戦から中間距離の打ち合いに切り替えたことで、ブランドン・リオスは射程圏内に入る前に被弾しています。ブランドン・リオスは少しずつ動きが鈍ってきましたね。
ここまで壮絶な打撃戦を制してきたブランドン・リオス。タフなブランドン・リオスですが、いっぱいいっぱいになってきましたね。全勝のマイク・アルバラードが無敗のブランドン・リオスにカウンターを決めまくり、試合は驚愕のエンディングを迎えます。