ブランドン・リオス対マイク・アルバラードの試合内容(後編)
魂の名勝負!ブランドン・リオス対マイク・アルバラード(前編)を読む
全勝のマイク・アルバラードが2階級制覇を狙う無敗のブランドン・リオスにパンチを浴びせ続け、迎えた5ラウンド。マイク・アルバラードがブランドン・リオスの顔面とボディーにパンチを打ち分け、ブランドン・リオスをめった打ちにします。
ブランドン・リオスは、マイク・アルバラードに打たれながら、必ずパンチを返していますが、ダメージのため、少しずつパンチが出なくなってきました。さすがのブランドン・リオスも限界が近づいているようです。
5ラウンド残り1分、マイク・アルバラードがコンパクトなパンチを連打!マイク・アルバラードの的確なパンチが、無防備のブランドン・リオスのアゴを打ち抜き、ブランドン・リオスの足元がフラフラしています。
「リオスはいよいよ苦しくなってきたね。ダメージの影響で、ガードが上がらなくなってきてるもん。アルバラードはフィニッシュできるかな?」と思っていると、6ラウンド残り40秒、ブランドン・リオスが起死回生の右ストレートのカウンターをマイク・アルバラードの顔面に叩き込みます。
「あ、効いた!アルバラードの動きも鈍ってきたね。どっちが倒れてもおかしくないよ。すごい試合になってきたなあ」と壮絶な打撃戦に大興奮の管理人。ブランドン・リオスが盛り返し、迎えた7ラウンド、ボクシングの歴史に残る大熱戦に終止符が打たれます。
7ラウンドが始まると、ブランドン・リオスが距離を詰め、再び接近戦の打ち合いが展開されます。距離を取ろうとするマイク・アルバラードを追いかけ回し、迎えた7ラウンド中盤、ブランドン・リオスの右ストレートがマイク・アルバラードのテンプルを直撃します。
フラフラとロープへ後退するマイク・アルバラード。一気に勝負を決めたいブランドン・リオスは左右のフックを振り回し、勝負に出ます。マイク・アルバラードはダメージの影響で、ディフェンスすることができません。
最後はブランドン・リオスの左フックがマイク・アルバラードの顔面をとらえ、マイク・アルバラードの腰が落ちたところで、レフェリーが試合をストップ!劣勢を盛り返したブランドン・リオスがマイク・アルバラードに7ラウンドTKO勝ちを飾り、無敗対決に勝利しました。
とんでもない壮絶な打ち合いでしたね!ボクシングの歴史に残る名勝負に心が震えています!アルツロ・ガッティ対ミッキー・ウォードに並ぶボクシングの歴史に残る大熱戦だったと思います。
2012年の年間最高試合のトップ3入りは間違いないでしょう!勝ったブランドン・リオスはもちろん、敗れたマイク・アルバラードにも特大の拍手を送りたいですね。
大熱戦を逆転勝利で制して、存在感をアピールしたブランドン・リオス。最近は体重超過を繰り返して、悪い話題ばかりを振りまいていたブランドン・リオスですが、マイク・アルバラード戦の勝利で、悪評を払拭できたのではないでしょうか?
誰と戦っても、真っ向から打ち合うブランドン・リオスのボクシングは、勝ち続ければ勝ち続けるほど、人気が出ることは間違いないと思います。集客力のあるボクサーなので、近い将来、2階級制覇やビッグマッチのチャンスを手にする可能性は高そうですね。
試合前に「ガッティとウォードのような熱い試合がしたいんだ」と語ったブランドン・リオス。有言実行のボクシングで、世界中のファンに存在感をアピールしたブランドン・リオスの次戦に注目しましょう。このボクシングをどこまで貫けるか、めちゃめちゃ興味深いです!
ブランドン・リオス対マイク・アルバラードの試合結果
試合結果 | ブランドン・リオスが7ラウンド1分57秒TKO勝ち。ボクシングの歴史に残る壮絶な打撃戦に勝利しました。 |