IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | カール・フロッチ(イギリス) 戦績:31戦29勝21KO2敗 |
挑戦者 | ユーセフ・マック(アメリカ) 戦績:37戦31勝17KO4敗2分 |
カール・フロッチ対ユーセフ・マックの試合内容
好戦的なボクシングで激戦区スーパーミドル級のチャンピオンに君臨するカール・フロッチが地元イギリスにユーセフ・マックを迎えて初防衛戦を行います。強打のカール・フロッチとスピードのユーセフ・マックの戦いですね。
試合は1ラウンドから大きく動きます。地元ファンの大声援を受けるカール・フロッチが開始直後から左ジャブを突き、ユーセフ・マックにプレッシャーをかけます。カール・フロッチは得意の右ストレートを狙っている印象です。
「フロッチが立ち上がりからプレッシャーをかけてるね。フロッチはパンチを打ち込みながらリズムを作るタイプなんで、マックはできれば空振りさせたいなあ」と思っていると、1ラウンド中盤、カール・フロッチがユーセフ・マックに左フックを打ち込み、ダウンを奪います。
「おおお!当たると、すごい破壊力だなあ。マックはプレッシャーをめっちゃ感じてるね。ダメージはどうだろう?」とユーセフ・マックの状態を確認する管理人。ダウンから立ち上がったユーセフ・マックですが、少し足元がおぼつかない印象です。
【Photo:The Ring Magazine】
いきなりダウンを奪ったカール・フロッチは1ラウンド終了間際にもユーセフ・マックに強烈な右ストレートを浴びせ、防戦一方に追い込みます。歓声に乗ると手がつけられなくタイプのカール・フロッチが気持ち良さそうに戦っていますね。
「初回のダウンで、完全にフロッチのペースになっちゃったね。マックは体に力が戻るまで何とか耐えたいなあ。逆に、フロッチは今のうちにダメージを与えたいね」と両者の作戦に注目する管理人。
3ラウンドに入ると、カール・フロッチが強打を打ち込むタイミングを狙い、迎えた3ラウンド残り45秒。カール・フロッチが右ストレートをユーセフ・マックのボディーに打ち込み、続けて、強烈な左フックのボディーブローを叩き込みます。
「うぎゃ、強烈!」と思わず叫んだ瞬間、ユーセフ・マックの動きが止まり、ユーセフ・マックが崩れ落ちます。試合はこのまま10カウントを迎え、勝負あり。カール・フロッチがユーセフ・マックに3ラウンドKO勝ちを飾り、初防衛に成功しました。
カール・フロッチが圧巻の強さでユーセフ・マックを退けた試合でしたね。ユーセフ・マックを応援している皆さんには申し訳ないのですが、「実力の違いがありすぎて、勝負にならなかったね」と思っちゃいました。
カール・フロッチは次戦で本人が希望するミッケル・ケスラーとの再戦が予定されています。5月25日(日本時間5月26日)、舞台はカール・フロッチの母国イギリスです。カール・フロッチがリベンジする条件がそろいましたね。めっちゃ楽しみです!
カール・フロッチ対ユーセフ・マックの試合結果
試合結果 | カール・フロッチが3ラウンドTKO勝ちで初防衛に成功。 |