WBA世界ウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | ポール・マリナッジ(アメリカ) 戦績:36戦32勝7KO4敗 |
挑戦者 | エイドリアン・ブローナー(アメリカ) 戦績:26戦全勝22KO |
ポール・マリナッジ対エイドリアン・ブローナーの試合内容(前編)
WBA世界ウェルター級チャンピオンのポール・マリナッジとWBC世界ライト級チャンピオンのエイドリアン・ブローナーが激突する新旧スピードスター対決。試合前から舌戦を繰り広げてきた両雄がウェルター級を舞台に拳を交えます。
スピードと手数が魅力の「マジックマン」ポール・マリナッジが大舞台で輝きを放つのでしょうか?それとも「プロブレム」エイドリアン・ブローナーが「ノー・プロブレム」で3階級制覇を成し遂げるのでしょうか?世界中のボクシングファンが注目する大一番は序盤から激しい攻防となりました。
試合は、得意の鋭い左ジャブを上下に打ち分けながら、積極的に右ストレートを打ち込むチャンピオンのポール・マリナッジに対して、挑戦者のエイドリアン・ブローナーがブロッキングとボディワークでポール・マリナッジのパンチをよけながら距離を詰める展開で始まります。
【Photo:Showtime】
「マリナッジ、気合い入りまくってるよ!ブローナーは予想以上に足を止めてるね。パワーで押し切る自信があるのかな?ブローナーのプレッシャーが予想以上に強いんで、マリナッジは普段より手数とフットワークが必要になりそうだぞ」と立ち上がりの両者の作戦に注目する管理人。
2ラウンドに入ると、エイドリアン・ブローナーがプレッシャーを強め、前進しながら力強いパンチを上下に打ち分けます。一方のポール・マリナッジは回転の速いパンチを上下に打ち分け、距離が詰まると、サイドへ回り込み、エイドリアン・ブローナーの追撃を回避します。
3ラウンドに入ると、エイドリアン・ブローナーがポール・マリナッジをロープへ追い詰め、パンチを上下に打ち分ける作戦を実行。エイドリアン・ブローナーはポール・マリナッジのスペースを消して、バリエーション豊かなパンチを上下に叩き込んでダメージを与える作戦のようです。
【Photo:Showtime】
「距離が詰まると、ブローナーのアッパーが生きてくるんで、中間距離で戦うより、パンチの種類が増えるね。マリナッジはめっちゃスタミナを使う苦しい展開だけど、ロープに詰まると連打が飛んでくるんで、すぐにサイドに脱出したいよ。マリナッジにとって、過酷な我慢比べになってきたね」とポール・マリナッジのスタミナに注目する管理人。
6ラウンドに入ると、エイドリアン・ブローナーが手数を増やし、ポール・マリナッジに休む時間を与えません。残り1分には、エイドリアン・ブローナーがポール・マリナッジをロープに詰めて、強烈な左ボディブローを叩き込みます。
「うわっ、ボディは厳しい!」と思わず叫んでしまう管理人。タフで我慢強いポール・マリナッジは必死に耐え抜いていますが、エイドリアン・ブローナーのパンチがクリーンヒットする場面が増えてきました。エイドリアン・ブローナーがポール・マリナッジに「プロブレム」なパンチを浴びせながら、試合は勝負の後半へ突入します。
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