WBO世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ピーター・クイリン(アメリカ) 戦績:28戦全勝20KO |
挑戦者 | フェルナンド・ゲレロ(アメリカ) 戦績:26戦25勝19KO1敗 |
ピーター・クイリン対フェルナンド・ゲレロの試合内容
一撃必殺の強打を誇る全勝チャンピオンのピーター・クイリンが、初の世界タイトル挑戦となるサウスポーのフェルナンド・ゲレロを迎えて、初防衛戦を行います。キャリアを積みながら、虎視眈々とビッグマッチを狙うピーター・クイリンに注目ですね。
ミドル級と言えば、WBAチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンとWBCチャンピオンのセルヒオ・マルチネスが双璧として頂点に君臨する激戦区。ツートップを追いかける対抗王者のピーター・クイリンとしては、存在感をアピールするために、内容のある勝利がほしいところですね。
試合は、左ジャブを突きながらプレッシャーをかけ、右ストレートを打ち込むチャンピオンのピーター・クイリンに対して、挑戦者のフェルナンド・ゲレロが右ジャブを突きながら距離を保ち、左ストレートのカウンターを狙う展開で始まります。
「クイリンが立ち上がりからプレッシャーをかけてるね。ゲレロがカウンターを狙ってるんで、警戒してる印象だけど、いつでも右ストレートを打ち込める体勢だよ。ゲレロはクイリンの強打を外して、後半勝負に持っていきたいね」と両者の作戦に注目する管理人。
2ラウンドに入ると、ピーター・クイリンがプレッシャーを強め、迎えたラウンド中盤。ピーター・クイリンがフェルナンド・ゲレロのアゴに右ストレートを打ち込み、フェルナンド・ゲレロが大の字に崩れ落ちます。
【Photo:Showtime】
「うわっ、めっちゃ効いた!コンパクトな右ストレートだったけど、すごい破壊力だったなあ」と改めてピーター・クイリンのパンチ力に驚く管理人。ダウンから立ち上がったフェルナンド・ゲレロですが、ダメージはめっちゃ深いですね。
一気に攻勢を強めるピーター・クイリンは、ダウンから立ち上がったフェルナンド・ゲレロをロープへ詰めて体重を乗せたパンチを連打!こらえきれなくなったフェルナンド・ゲレロがリングに手を突き、ピーター・クイリンが2度目のダウンを奪います。
「いやー、完全にクイリンのペースになっちゃったね。ゲレロのダメージはどうだろう?」とフェルナンド・ゲレロのダメージをチェックする管理人。かなり深いダメージを負ったフェルナンド・ゲレロですが、3ラウンドに入り、自分から攻撃を仕掛けてポイントを奪い返そうとします。
「すげえ!ゲレロが思ったより動けるよ。信じられない回復力だなあ。逆に、クイリンは狙いすぎてパンチが出てないね。ゲレロは2度ダウンを奪われたけど、ポイントを取り戻すラウンドはたくさん残っているんで、まだまだわかんないかも」と試合の行方に注目する管理人。
【Photo:Showtime】
試合は、挑戦者のフェルナンド・ゲレロが力強い連打で反撃し、チャンピオンのピーター・クイリンが体重を乗せた強打を打ち込む展開が続き、迎えた7ラウンド40秒。ピーター・クイリンが強烈な右アッパーをフェルナンド・ゲレロのアゴに叩き込み、3度目のダウンを奪います。
「いやー、ゲレロが反撃して、クイリンにパンチを入れ始めた直後だったんで、このダウンは大きいなあ」とピーター・クイリンに拍手を送る管理人。フェルナンド・ゲレロは何とか立ち上がりますが、足がもつれています。
勝負を決めたいピーター・クイリンは、強烈な右ストレートと左フックを連打して、プレッシャーをかけ、最後は右ストレートで4度目のダウンを奪ったところで、レフェリーが試合をストップ!ピーター・クイリンが7ラウンドTKO勝ちで初防衛に成功しました。
【Photo:Showtime】
ピーター・クイリンの強打がフェルナンド・ゲレロの夢を打ち砕いた衝撃的な内容でしたね。フェルナンド・ゲレロが必死に盛り返そうとしていたのですが、ピーター・クイリンのパワフルなボクシングがフェルナンド・ゲレロの勝利を許さなかった印象でした。
初防衛に成功したピーター・クイリンはビッグマッチを切望しています。ターゲットはゲンナディ・ゴロフキンとセルヒオ・マルチネス。ミドル級が誇る2大スターを撃破するポテンシャルを秘めているので、今後の動向に注目ですね。
特に、ゲンナディ・ゴロフキン戦が実現すれば、ボクシングファンが熱狂する「パワー対パワー」の壮絶な死闘になりそうな気がします。初防衛戦で強烈な存在感をアピールしたピーター・クイリンはミドル級の双璧を打ち崩すことができるでしょうか?楽しみだなあ。
ピーター・クイリン対フェルナンド・ゲレロの試合結果
試合結果 | ピーター・クイリンが7ラウンドTKO勝ち。初防衛に成功しました。 |