USBA全米スーパーウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン | チャールズ・ウィテカー(ケイマン諸島) 戦績:54戦39勝23KO13敗2分 |
挑戦者 | デメトリアス・ホプキンス(アメリカ) 戦績:35戦32勝12KO2敗1分 |
チャールズ・ウィテカー対デメトリアス・ホプキンスの試合内容
悲願の世界タイトル奪取を狙うデメトリアス・ホプキンスが、世界タイトル戦線浮上をかけて、チャールズ・ウィテカーと激突するサバイバルマッチです。バーナード・ホプキンスをおじに持つデメトリアス・ホプキンスに注目ですね。
試合は、中間距離から右ストレートを狙う長身のチャールズ・ウィテカーに対して、デメトリアス・ホプキンスが左ジャブを突きながら右ストレートを打ち込む展開で始まります。どちらも「右ストレートで決めてやる」と伝わってくる立ち上がりです。
デメトリアス・ホプキンスのボクシングは、おじのバーナード・ホプキンスにそっくりな「省エネ戦法」です。百戦錬磨のバーナード・ホプキンスと比べて、右ストレートに頼っている傾向がさらに強いでしょうか?真っ正面からの完全な右ストレート狙いですね。
「デメトリアスのボクシングは、バーナードのボクシングを正直にした感じかな?経験の差が正直さに出てるみたい。ウィテカーがリーチを生かして左ジャブと左フックでいなす展開になると、苦戦するかも」と両者の作戦に注目する管理人。
序盤は、デメトリアス・ホプキンスのペースで進み、迎えた4ラウンド残り1分。デメトリアス・ホプキンスがチャールズ・ウィテカーをロープに詰め、左ジャブを軽く突いて、右ストレートを思い切り叩き込みます!
デメトリアス・ホプキンスのベストショットをまともにもらったチャールズ・ウィテカーはロープに絡まるように崩れ落ちてダウン!デメトリアス・ホプキンスが、バーナード・ホプキンスを彷彿とさせる右ストレートでダウンを奪いました。
「いやー、完璧な右ストレートだね。左ジャブを突く前に、細かいフェイントをたくさん入れるところは、おじさんにそっくりだよ。一気に試合を決められるかな?」とダウンを奪ったデメトリアス・ホプキンスに大きな拍手を送る管理人。
デメトリアス・ホプキンスはジワリジワリと距離を詰め、再び得意の右ストレートを打ち込むタイミングを狙いますが、KOを意識しすぎているのでしょうか、ボクシングスタイルでしょうか、特にパンチを出すことなく、ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。
5ラウンドに入ると、デメトリアス・ホプキンスがプレッシャーをかけ、チャールズ・ウィテカーが左右のフックを強振して逆転を狙う展開が続きます。デメトリアス・ホプキンスは狙いすぎて、チャールズ・ウィテカーは大振りすぎて、どちらもパンチが当たりません。
試合は、デメトリアス・ホプキンスがプレッシャーをかける展開が続き、突然の終了を迎えます。6ラウンドが終わると、チャールズ・ウィテカー陣営が試合を棄権し、勝負あり。デメトリアス・ホプキンスが6ラウンド終了TKO勝ちで、サバイバルマッチに勝利しました。
デメトリアス・ホプキンスがおじさんを彷彿とさせるボクシングで勝利を手にしましたね。ただ、勝ったデメトリアス・ホプキンスがすごかったというより、敗れたチャールズ・ウィテカーが何もしないまま終わったという印象でした。うーん、もう少し観たかったなあ。
チャールズ・ウィテカー対デメトリアス・ホプキンスの試合結果
試合結果 | デメトリアス・ホプキンスが6ラウンド終了TKO勝ち。タイトル奪取に成功しました。 |