IBF世界スーパーミドル級タイトル挑戦者決定戦
ランキング3位 | ブランドン・ゴンザレス(アメリカ) 戦績:20戦18勝10KO1分1無効試合 |
ランキング4位 | ジェームス・デゲイル(イギリス) 戦績:19戦18勝12KO1敗 |
ブランドン・ゴンザレス対ジェームス・デゲイルの試合内容
ランキング3位のブランドン・ゴンザレスとランキング4位のジェームス・デゲイルが激突するIBF世界スーパーミドル級タイトル挑戦者決定戦。無敗のブランドン・ゴンザレスと北京オリンピックで金メダルを獲得したジェームス・デゲイルが拳を交える楽しみな対戦ですね。
試合は、スタートと同時にサウスポーのジェームス・デゲイルが左フックを顔面に叩き込み、ブランドン・ゴンザレスがフラフラと後退する驚きの展開でスタート!地元イギリスファンの大声援を受けるジェームス・デゲイルが、アメリカから乗り込んできたブランドン・ゴンザレスに強烈な先制攻撃を浴びせます。ジェームス・デゲイルの見事な先制パンチでしたね。
「デゲイルは試合前から狙っていたみたい。いきなり終わるかと思ったけど、ゴンザレスがよく耐えたね。デゲイルはもっとダメージを与えて主導権を握りたいよ」と予想外のオープニングに大興奮の管理人。1ラウンドは、ジェームス・デゲイルが上下に強いパンチを打ち込んで、ブランドン・ゴンザレスを圧倒する展開が続きました。ハラハラドキドキの立ち上がりでしたね。
2ラウンドに入ると、ブランドン・ゴンザレスがボディブローを中心にパンチを集めて反撃!一方、ジェームズ・トニーはロングの左フックを中心に積極的にパンチを打ち込んでいます。中間距離ならジェームス・デゲイルの左フック、接近戦ならブランドン・ゴンザレスのボディブローが有効ですね。どちらが距離を支配するのかで、試合の流れが大きく変わりそうな展開です。
3ラウンドに入ると、ブランドン・ゴンザレスがプレッシャーを強め、勝負に出ます。距離を詰めてボディブローを突破口に攻め込むブランドン・ゴンザレスに対して、ジェームス・デゲイルは、強烈な左フックを打ち込み、距離が詰まると、右フックで回すボクシングで応戦。少しずつ両雄の距離が詰まってきましたね。一進一退の攻防が続く前半のヤマ場を迎えています。
「ゴンザレスは苦しいと思うけど、よく我慢して距離を詰めてるよ。しつこく攻撃を繰り返すことができれば、もっとパンチが当たるんじゃないかな?でも、デゲイルもよくパンチを出して応戦してるね。主導権争いが激化してきたなあ」と思っていると、4ラウンド中盤、ジェームス・デゲイルが華麗なコンビネーションを打ち込み、ブランドン・ゴンザレスからダウンを奪います。
「すげえ!いろんな角度からパンチが放たれて、全く追いきれなかったなあ。何が当たったんだろう?」とリプレイを確認する管理人。左フック、右フックでぐらつかせて、最後は左フックでアゴを打ち抜いています。2014年に観戦した「美しいコンビネーションブローTOP10」に入ります!ジェームス・デゲイルの芸術的なコンビネーションブローがさく裂しました!
深いダメージを抱えながら、何とか立ち上がったブランドン・ゴンザレス。しかし、試合が再開されると、ジェームス・デゲイルが飛びかかり、フィニッシュを狙います。最後は、ジェームス・デゲイルが強烈な左フックで浴びせたところで、レフェリーが試合をストップ!ジェームス・デゲイルがブランドン・ゴンザレスに4ラウンドTKO勝ちを飾り、挑戦権を獲得しました。
ジェームス・デゲイルが見事なコンビネーションブローを披露し、ブランドン・ゴンザレスを打ち倒した試合でしたね。勝ったジェームス・デゲイルは、同じイギリス出身のカール・フロッチに挑戦する権利を獲得しました。オリンピック金メダリストと絶大な人気を誇る統一チャンピオンの激突。今から待ち遠しい新旧対決ですね。ジェームス・デゲイルの連打は美しかったなあ。
ブランドン・ゴンザレス対ジェームス・デゲイルの試合結果
試合結果 | ジェームス・デゲイルが4ラウンドTKO勝ち。挑戦権を獲得しました。 |