勝負の後半戦!ジョン・モリナの大金星か?ルーカス・マティセの大逆転か?
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ジョン・モリナが2ラウンドと5ラウンドにダウンを奪い、ルーカス・マティセが波に乗りきれない展開が続く波乱の前半戦が終了。2度のダウンを奪われたルーカス・マティセはポイントを取り戻すため、プレッシャーをかけながら自慢のパンチを叩き込もうとしますが、ジョン・モリナが右ストレートと右フックのカウンターで応戦し、主導権を簡単に渡しません。
7ラウンドに入ると、お互いに足を止めて打ち合う場面が増え、激しいパンチの交換が続きます。ルーカス・マティセもジョン・モリナもめちゃめちゃ疲れてしますね。でも、お互いに一歩も引かない一進一退の攻防が繰り広げられています。どちらも中盤のヤマ場だと感じているようです。
「モリナはよく打ち返しているけど、足が止まってきたね。モリナが動けなくなったんで、マティセのパンチが当たるようになってきたなあ。いやー、ものすごい我慢比べになってきた!2人ともすごいよ」と両雄に拍手を送っていると、8ラウンド終了間際、ルーカス・マティセが強烈な連打を浴びせ、ジョン・モリナからダウンを奪い返します!
【Photo:Showtime】
「すげえ!最後はプッシングみたいだったけど、直前の連打の効果をダウンと判断したのかな?マティセがダウンを奪い返したことで、形勢が逆転したんじゃない?モリナのダメージはめちゃめちゃ深いよ」と倒し倒されの熱戦に大興奮の管理人。ダウンから立ち上がったジョン・モリナですが、ダメージと疲れの影響で、限界ギリギリの状態になってきましたね。
9ラウンドに入ると、ルーカス・マティセが自慢の強打を上下に打ち分けながら、猛然とラッシュします!一方、ジョン・モリナはフラフラになりながらもパンチを打ち返して応戦。動くことができないジョン・モリナは、ルーカス・マティセが出てきたところへパンチを打ち返すことが精一杯です。カメラのレンズに血が飛び散る、すさまじい死闘が繰り広げられています!
猛然と攻め込むルーカス・マティセは10ラウンド残り30秒、ジョン・モリナをロープに詰めて強烈なパンチを上下に連打!耐え切れなくなったジョン・モリナがヒザを突き、ルーカス・マティセが2度目のダウンを奪います。一気に勝負を決めたいルーカス・マティセは試合が再開されると、ジョン・モリナに飛びかかり、すさまじい数のパンチを浴びせます。
【Photo:Showtime】
「モリナが何とか耐えたね。でも、続行は無理かも。立ってるだけで、精一杯だもん」と思ったのですが、ジョン・モリナ陣営は続行を決断。しかし、11ラウンド開始直後、ルーカス・マティセがジョン・モリナに右ストレートを打ち込み、ジョン・モリナが崩れ落ちたところで、レフェリーが試合をストップします。ルーカス・マティセが11ラウンド大逆転のTKO勝ちを飾りました!
いやー、ルーカス・マティセとジョン・モリナの執念がぶつかり合った、とんでもない名勝負でしたね。「後半に入って、両雄の距離が詰まり、マティセのボディブローが突き刺さり始めたことが勝敗を左右するポイントだったかな?」と感じました。ルーカス・マティセは中間距離でボディブローを多用するタイプじゃないと思うんですけど、接近戦になると強烈なパンチが届きますね!
「世界タイトルマッチじゃなかったけど、絶対に年間最高試合の候補に入るよ。お互いに限界ギリギリで戦った壮絶な死闘だったね。すげえ!」と勝ったルーカス・マティセはもちろん、敗れたジョン・モリナにも特大の拍手を送ったダウン応酬の名勝負。連敗は許されないルーカス・マティセが執念の猛攻でジョン・モリナの足を止め、勝利を引き寄せた大逆転劇でした!
ルーカス・マティセ対ジョン・モリナの試合結果
試合結果 | ルーカス・マティセが11ラウンドTKO勝ち。再起戦で大逆転勝利を飾りました。 |