WBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦
ランキング1位 | オルランド・サリド(メキシコ) 戦績:56戦41勝28KO12敗2分1無効試合 |
ランキング2位 | ターサック・ゴーキャットジム(タイ) 戦績:58戦53勝33KO4敗1分 |
オルランド・サリド対ターサック・ゴーキャットジムの試合内容
2階級制覇を目指すオルランド・サリドと悲願の世界タイトル奪取を目指すターサック・ゴーキャットジムが激突するWBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦。連打のオルランド・サリドか?強打のターサック・ゴーキャットジムか?内山高志選手と三浦隆司選手が世界チャンピオンに君臨する階級の対抗王者を決定する試合は、ボクシングの歴史に残る名勝負になりました!
試合は、ジワジワと距離を詰めながら得意の左ストレートを狙うサウスポーのターサック・ゴーキャットジムに対して、オルランド・サリドが強烈な連打を上下に打ち分ける展開で始まります。「お互いに真っ向勝負だね」と思っていると、ターサック・ゴーキャットジムの左ストレートがオルランド・サリドのアゴをとらえ、開始わずか40秒でダウンを奪います。
「狙いすましたショートの左だったね。タフなサリドだから立ち上がったけど、終わってもおかしくない破壊力だよ。ダメージは深そうだなあ」とオルランド・サリドの状態を確認する管理人。試合が再開されると、ターサック・ゴーキャットジムが素早く距離を詰め、追撃の準備。ターサック・ゴーキャットジムは強いパンチを打ち込むタイミングを狙っている印象です。
ところが、1ラウンド中盤、オルランド・サリドがボディブローを叩き込み、今度は、ターサック・ゴーキャットジムがダウン!「ちょっと低かったんじゃないかな?ターサックにとって、気の毒なノックダウン判定だね。逆に、サリドは助かったなあ。サリドは持ち直せるかな?」と序盤の攻防に大興奮の管理人。お互いに狙ったパンチを思いきり振り抜いていますね。
「サリドが奪い返したダウンはめっちゃ大きいよ。ポイントを奪い返しただけじゃなくて、10秒以上休む時間ができたもん」と驚異の回復力を誇るオルランド・サリドのコンディションに注目する管理人。オルランド・サリドの反撃を予想したのですが、1ラウンド残り30秒、ターサック・ゴーキャットジムが強烈な左フックを叩き込み、オルランド・サリドの腰が落ちます。
ギリギリのところで踏ん張ったオルランド・サリド。でも、ダメージがめちゃめちゃ深く、2ラウンド終了間際、再びターサック・ゴーキャットジムの左ストレートを浴びて、2度目のダウンを奪われてしまいます。「あああ、やばい。目に力が入ってないよ。めっちゃタフなサリドだけど、さすがに厳しいんじゃないかな?」とオルランド・サリドの負けを予想してしまうダメージです。
ところがどっこい、3ラウンドに入ると、不屈の闘志と驚異の回復力を誇るオルランド・サリドが、絶体絶命のピンチから反撃開始。序盤に強打を浴び続けたとは思えない回復力で盛り返し、ラウンドが進むにつれて、持ち味の手数が増えてきます。オルランド・サリドが上下にいろいろな角度からパンチを打ち込むので、ターサック・ゴーキャットジムが踏み込めなくなってきました。
「サリド、すげえ!」と驚いていると、4ラウンド終了間際、オルランド・サリドが得意の連打から右ストレートをボディに叩き込み、ターサック・ゴーキャットジムがダウン!ダウンから立ち上がったターサック・ゴーキャットジムですが、表情からダメージの深さをすぐに感じ取るところができるくらい立ち上がりと別人になってしまいました。オルランド・サリドの信じられない反撃です!
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