WBAスーパー・WBC・WBO世界ウェルター級王座統一戦
WBAスーパー・WBC世界 ウェルター級チャンピオン |
フロイド・メイウェザー(アメリカ) 戦績:47戦全勝26KO |
WBO世界 ウェルター級チャンピオン |
マニー・パッキャオ(フィリピン) 戦績:64戦57勝38KO5敗2分 |
フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの試合内容
WBAスーパーとWBCの2つのウェルター級タイトルを手にする5階級制覇チャンピオンのフロイド・メイウェザーとWBOタイトルを保持する6階級制覇チャンピオンのマニー・パッキャオが激突する注目の王座統一戦。世界が待ちわびた究極のドリームマッチで「最強」を証明するスーパースターはどちらでしょうか?The Wait is Over!!! ファン待望の夢の扉が開きます!
試合は、頭を振りながら飛び込むタイミングを狙うサウスポーのマニー・パッキャオに対して、フロイド・メイウェザーがドッシリと構えて、左ジャブから強い右ストレートで突き放そうとする展開でスタートします。フロイド・メイウェザーは自分から攻めることで、マニー・パッキャオのリズムを消しながら、勢いに乗せない作戦を選んできました。
「メイウェザーはカネロ(サウル・アルバレスのニックネーム)と戦ったときと同じ作戦だね。パッキャオはメイウェザーのリズムと動きに付き合わず、頭を振って、積極的に飛び込みたいよ。パッキャオは攻め続けることで、メイウェザーの休む時間と考える時間を奪いながら、スタミナを削りたいなあ」と立ち上がりの攻防に大興奮。めちゃめちゃ緊張感のある1ラウンドです!
【Photo:HBO】
2ラウンドに入ると、マニー・パッキャオがプレッシャーを強め、フロイド・メイウェザーを後退させます。一方、フロイド・メイウェザーは、マニー・パッキャオが飛び込んでくる瞬間を狙って、カウンターで応戦します。ラウンドが進むにつれて緊張が高まり、迎えた4ラウンド中盤。マニー・パッキャオが左ストレートを叩き込み、フロイド・メイウェザーがバタバタと後退します!
「うわっ、効いた!パッキャオ、チャンスだよ」と思った瞬間、マニー・パッキャオが攻撃へシフト。フロイド・メイウェザーをロープへ釘付けにして、体重を乗せたパワフルな連打を上下に打ち分けます!しかし、フロイド・メイウェザーが両ガードを使って、顔面とボディを完全に隠し、追撃のクリーンヒットを許しません。すさまじい頂点の攻防が繰り広げられています!
「メイウェザーの左ジャブに合わせて、左ストレートを叩き込めるスピードとテクニックは、さすがパッキャオだよ!メイウェザーもよく耐えたね。クリーンヒットを許さないもん。でも、パッキャオのフルスイングは、ガードの上からでも絶対に効いてるはず。連打を自分でやめたパッキャオは疲れていると思うけど、5ラウンドは勝負したいなあ」と息詰まる攻防にテンションが急上昇です!
【Photo:HBO】
しかし、5ラウンドに入ると、フロイド・メイウェザーが自分からプレッシャーをかけ、主導権を渡しません。「あああ、やばいパターン。メイウェザーにプレッシャーをかけられ、待ち構えられると、さすがのパッキャオも狙われる感じがして踏み込めないのかな?メイウェザーはポイントを取られた次のラウンドの戦い方がめちゃくちゃうまいよ」と頂点の駆け引きに脱帽です。
マニー・パッキャオは必死に距離を詰め、勝負に出ますが、フロイド・メイウェザーが右ストレートと左フックで距離をキープ。さらに、距離が詰まるとクリンチを駆使して、マニー・パッキャオの攻撃を封じ込めます。マニー・パッキャオは、強打から連打じゃなくて、連打から強打へつなげたいたいと思うのですが、フロイド・メイウェザーが連打を許さないリズムを作り上げましたね。
「パッキャオがプレッシャーをかけているんだけど、手が出せない雰囲気になっちゃったなあ。でも、メイウェザーが作り上げたスローペースを打ち破れば、終盤、ひっくり返せるチャンスがあるはず。パッキャオ、勝負だよ。メイウェザーを休ませないで!」とマニー・パッキャオの反撃を激しく期待。息詰まる一進一退の攻防が繰り広げられ、夢の頂上対決は決着の終盤へ突入します。
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