フロイド・メイウェザーの引退でパウンド・フォー・パウンド論争が過熱
「フロイド・メイウェザーの引退がボクシング界に与える影響(前編)」でお伝えしたように、フロイド・メイウェザーの引退でウェルター級は統一戦やビッグマッチを求める声が一段と強くなりそうです。
また、フロイド・メイウェザーが引退したことで「パウンド・フォー・パウンド」論争にも拍車がかかりそうですね。個人的に、激戦区のウェルター級を制したボクサーが次世代を担うスーパースターとして認められると思っています。
世界中のボクシングファンから最強ボクサーの称号である「パウンド・フォー・パウンド」と認められていた存在は、文句なしにフロイド・メイウェザーだと思います。
では、最強の称号を受け継ぐ「パウンド・フォー・パウンド」は誰がふさわしいのでしょうか?管理人は現時点(2008年7月6日)で次の5人のチャンピオンが「パウンド・フォー・パウンド」を争うトップ5だと思います。
フロイド・メイウェザー引退後のパウンド・フォー・パウンドは?
第1位 | ミゲール・コット |
第2位 | マニー・パッキャオ |
第3位 | ケリー・パブリック |
第4位 | ホアン・グスマン |
第5位 | ジョー・カルザゲ |
特に、管理人が熱烈に応援しているミゲール・コットと、アジア人ボクサーとして初の4階級制覇を達成したマニー・パッキャオの強さは飛び抜けていて「パウンド・フォー・パウンド」の2枚看板に推しています。
ミゲール・コットに関しては、どこまで連勝を続けることができるのか?マニー・パッキャオに関しては、5階級、6階級と自身が持つアジア人ボクサーの複数階級制覇の記録を更新できるのか?このあたりに注目したいと思います。
なお、ミゲール・コットは次戦でアントニオ・マルガリートと対戦することが決まっています。個人的にアントニオ・マルガリート戦が大きなターニングポイントになると予想しています。
ミゲール・コットとマニー・パッキャオを追走するボクサーは、全勝のケリー・パブリック。ランクインした5人のうち、ただひとりパワーでねじ伏せるタイプのファイターです。正直なボクシングがどこまで通用するのか、めちゃめちゃ興味深いですね。
第4位は、卓越したスピードと鉄壁のディフェンスを誇るホアン・グスマン。ボクシングスタイルがフロイド・メイウェザーに似ていて「負けないボクサー」です。
フロイド・メイウェザー・シニアがトレーナーを務めていることも興味深いですね。個人的に、マニー・パッキャオ対ホアン・グスマンの実現を楽しみにしています。
第5位は10年以上チャンピオンに君臨し続ける「ウェールズの誇り」ジョー・カルザゲ。36歳を迎えたジョー・カルザゲですが、衰えるどころか、ますます円熟味を増している印象です。全勝のまま引退できるでしょうか?
管理人が「パウンド・フォー・パウンド」を決めるときは、いつも迷いに迷って、最終的に個人的な好みになっちゃいます。皆さんは誰に「パウンド・フォー・パウンド」の称号を与えますか?