世界中のボクシングファンが注目したウラディミール・クリチコとエディ・チャンバースの世界ヘビー級タイトルマッチは、ウラディミール・クリチコの劇的なKO防衛で幕を閉じ、改めて「クリチコ時代」を証明する試合となりました。
今やビタリ・クリチコとウラディミール・クリチコのクリチコ兄弟は「ボクシング史上最強の兄弟世界チャンピオン」と絶賛され、ヘビー級の「ボス」としてボクシング界に君臨しています。ちなみに、クリチコ兄弟はどちらも博士号を取得し、数か国語を話せる超インテリボクサーです。
ボクシングの世界で兄弟ボクサーは珍しくありませんが、兄弟世界チャンピオンとなると話は別。「アジアの英雄」マニー・パッキャオ(弟はボビー・パッキャオ)や、管理人が熱烈に応援しているミゲール・コット(兄はホセ・アンヘル・コット)も兄弟ボクサーですが、兄弟世界チャンピオンではないんです。
ボクシングの兄弟世界チャンピオン例
クリチコ兄弟 (ウクライナ) |
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マルケス兄弟 (メキシコ) |
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モラレス兄弟 (メキシコ) |
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亀田兄弟 (日本) |
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スピンクス兄弟 (アメリカ) |
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ギャラクシー兄弟 (フィリピン) |
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ソリス兄弟 (メキシコ) |
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ちなみに、ギャラクシー兄弟はボクシング史上初の双子世界チャンピオンです。日本人ボクサー初の兄弟世界チャンピオンは亀田兄弟。兄弟ボクサーのうち、一人でも世界チャンピオンになることができれば大変な偉業だと思いますが、2人も世界チャンピオンになるなんて「すごい」としか言いようがありませんね。