スーパーバンタム級10回戦

試合内容

2008年3月に行われたイスラエル・バスケスとのラバーマッチ以降、活動を休止していたラファエル・マルケスがリングに帰ってきます。コロンビア出身のホセ・フランシスコ・メンドサ相手にどんなボクシングをみせてくれるか、楽しみですね。ちなみに、ラファエル・マルケスはWBCスーパーバンタム級の1位にランクされているので、先日見事なKO防衛に成功した西岡利晃選手と将来戦う可能性があります。そういう意味でも注目ですね。

試合はラファエル・マルケス、ホセ・フランシスコ・メンドサがお互いの様子を見る静かな立ち上がり。ラファエル・マルケスもホセ・フランシスコ・メンドサも左ジャブを突きながら、右ストレートを打ち込むタイミングをはかっているようです。ドッシリ構えるラファエル・マルケスに対して、ホセ・フランシスコ・メンドサは変則タイプ。ホセ・フランシスコ・メンドサは自分からパンチを打って、ペースを握ろうとしていますね。

「メンドサはクネクネして、掴みどころのない感じだなあ。マルケスが戦いづらそうで、もしかすると試合が長引くかも」と思い始める管理人。ホセ・フランシスコ・メンドサが、ラファエル・マルケスより先にパンチを打つので、ラファエル・マルケスは後手後手に回っているようですね。

3ラウンドに入ると、少しずつラファエル・マルケスがパンチの数を増やし、プレッシャーをかけ始めます。「お、調子が出てきたかな？」と思っていると、ラウンド中盤、ラファエル・マルケスの右ストレートがホセ・フランシスコ・メンドサを襲い、ホセ・フランシスコ・メンドサが一瞬「ガクッ」となります。

このチャンスに畳みかけたいラファエル・マルケスは、上下の連打でホセ・フランシスコ・メンドサをロープへ詰めて、再びタイミング抜群の右ストレートをホセ・フランシスコ・メンドサのテンプルへ打ち込み、ダウンを奪います！結局、試合はこのまま終了し、ラファエル・マルケスがホセ・フランシスコ・メンドサに3ラウンドKO勝ちを収め、再起戦に快勝しました。

1年以上リングから遠ざかっていたラファエル・マルケスの復帰で、今後ますます軽量級が活性化されそうですね。ラファエル・マルケスはイスラエル・バスケスとの第4戦を希望しているようですが、網膜剥離で戦線を離脱しているイスラエル・バスケスとすぐに拳を交える可能性は低そうなので、ぜひ西岡利晃選手と戦ってほしいです。お兄ちゃんのファン・マヌエル・マルケスと並んで、ラファエル・マルケスの今後の動向に注目ですね。

試合結果