2011年12月に発売された「世界ボクシングパーフェクトガイド 2012年版」を買いました。「2010年版」「2011年版」に続き、「世界ボクシングパーフェクトガイド」を購入するのは今回が3回目です。ボクシングの雑誌をほとんど買わない管理人ですが、「世界ボクシングパーフェクトガイド」は一年の総集編としてだけでなく、次の一年の未来図としても参考になるので、有意義なボクシング雑誌だと思います。
ボクシングに関わらず、コアなファンが多いスポーツの雑誌はどうしても「深堀りネタ」が多くなってしまい、初心者が手に取りにくい傾向があります。でも、「世界ボクシングパーフェクトガイド」はボクシング初心者から上級者まで楽しめる構成です。その難しいバランス感覚をシンプルに楽しめるところがいいですね。
ではでは、管理人なりの楽しみ方を。まずは、恒例の「全17階級ごとにベストなボクサーを分析した特集記事」を読みました。この特集は「なるほど!この階級は、このボクサーに注目すればいいんだ。特徴は…」という感じで各階級の猛者の戦力が分析できるように構成されています。
軽量級から重量級まで、すべての階級を分析しているので、テクニック重視のボクシングが好きなファンも、パワー重視のボクシングが好きなファンも楽しめると思います。その中で、お気に入りのボクサーを見つけることができれば、ボクシングを観る楽しみが倍増するのではないでしょうか?
全17階級のトップボクサーをチェックしたら、次はボクシング関係者が選ぶ「パウンド・フォー・パウンド・ランキング」を読んで「ボクシング界のスーパースター」をチェック。「誰が強いの?」というシンプルな質問に対する答えが隠れています。
ボクシング見識者14名が選んだランキングと記事を読みながら「なるほど!こういう見方もあるんだ。強さの基準をどこに置くかによって、ランキングが変わるところがおもしろいな」と妙に納得してしまいました。来年以降も押さえておきたいボクサーが目白押しです。
「全17階級のトップボクサー」と「パウンド・フォー・パウンド」をチェックしてボクシング界全体の流れを把握したら、巻頭ページの特集「パッキャオ対メイウェザーのドリームマッチ」に戻って、世界中のボクシングファンが期待する対決の行方をチェック。
表紙にも書かれていますが、管理人も「全盛期のパッキャオ対メイウェザーの対決をのぞむなら、2012年がラストかも…」と思っています。願わくば、2年前に実現してほしかった「夢の対決」。「最強を決めよう」というシンプルな質問に答えは出るのでしょうか?
ちなみに、マニー・パッキャオとフロイド・メイウェザーについて詳しく知りたいユーザーは「ボクシング中量級黄金伝説 神々の拳」のほうが情報量が豊富なのでおすすめです。「世界ボクシングパーフェクトガイド 2012年版」はボクシング界全体の流れや動向を把握したいユーザーにとっての参考書代わりになる一冊だと思います。
世界ボクシングパーフェクトガイド 2012年版
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