アブネル・マレスが2階級制覇を目指してタイトル返上!S・バンタム級参戦へ
次世代のスーパースター候補として評価の高いアブネル・マレスが、IBFバンタム級タイトルを返上して、激戦区のスーパーバンタム級へ参戦することを表明しました。「The Ring Magazine」の公式サイトによると、スーパーバンタム級初戦の相手は元世界チャンピオンのエリック・モレル。2012年4月21日(日本時間4月22日)のメキシコを舞台に交渉が進んでいます。
アブネル・マレスと言えば、ジョセフ・アグベコと2度に渡る激闘を演じ、初戦は物議をかもした僅差の判定勝ち、再戦は大差の判定勝ちを収めた次世代のスーパースター候補です。西岡利晃選手やノニト・ドネアが王座に君臨する激戦区で、アブネル・マレスのスピードがどれだけ通用するのか楽しみですね。
【Photo:The Ring Magazine】
減量苦が噂されるアブネル・マレスですが、彼のマネージャーを務めるフランク・エスピノサは「アブネル・マレスはまだバンタム級で戦うことができる。確かに減量は厳しくなっているけど、できないことはないんだ。ただ、階級を上げなければならない時が迫っていることも確かだ」と将来の減量苦を回避するため、階級アップに踏み切った経過を説明。
続けて、「アブネル・マレスは、もっと大きな試合、もっと素晴らしい試合をしたいと願っている。それこそがスーパーバンタム級へ参戦を決めた理由だ」とさらなるビッグマッチを求めて激戦区へ戦いの場を移した心境を代弁しました。
「エリック・モレル戦は、アブネル・マレスが階級を上げて本来の力を出せるかをチェックするテストマッチになるだろう。その試合の結果で、本格的にスーパーバンタム級へ参戦するかどうかを決めようと思っているんだ」とエリック・モレル戦が大事な試運転になることを表明しました。
無敗の快進撃を続け、バンタム級の頂点に君臨するアブネル・マレス。ビッグマッチを希望する次世代のスーパースター候補の試運転は吉と出るのでしょうか?それとも、凶と出るのでしょうか?4月21日にその答えが明らかになります。