パッキャオ「マルケス兄は判定に不満があるなら勝利を証明する必要がある」
ボクシング界のスーパースターは禁断の第4戦で完全勝利を手にすることができるでしょうか?6階級制覇の実績を誇る「パックマン」マニー・パッキャオがファン・マヌエル・マルケスと激突する第4戦を直前に控え、過去の試合の判定に不満を持つライバルを強烈に挑発しました。
「マルケス兄が判定に不満を持っていることは知ってるよ。でも、ジャッジの採点は私にどうすることもできない。だからこそ、リベンジのチャンスをあげたんだ。判定に不満があるなら『次の試合で過去の試合と違う何か』を証明する必要があるね」
マニー・パッキャオはファン・マヌエル・マルケスと過去に3度対戦し、戦績は2勝1分。いずれも判定決着でした。敗れたファン・マヌエル・マルケスはジャッジの採点に不満を持っていて、各メディアで「ジャッジに勝利を奪われた」と発言しています。
【Photo:The Ring Magazine】
一方、マニー・パッキャオは「ジャッジの採点をリスペクトすべき」と主張。最近は、ファン・マヌエル・マルケスの発言に嫌気がさしているようで、物議をかもしたティモシー・ブラッドリー戦の判定負けを引き合いに出し、次のように語っています。
「ボクサーの仕事はリング内で全力を尽くすことだ。いろいろな意見があるけど、ジャッジの採点はリスペクトすべきだと思っている。だから、ティモシー・ブラッドリーに判定負けを喫したときも文句を言わなかったんだ。私はジャッジの採点に不満を言ったことは一度もないよ」
【Photo:The Ring Magazine】
さらに続けるマニー・パッキャオは「マルケス兄は私から逃げずに接近戦で勝負すればいい。そうすれば、12ラウンド以内に終わるはずだ。合計48ラウンドも戦う必要はないよ。ファンもKO決着をのぞんでいるんだ」と真っ向勝負を提案しました。
「トレーニングは順調だよ。どんな展開になっても大丈夫。もしマルケス兄が逃げるなら、プレッシャーをかけて追い回すだけだ。ファンが退屈しないように、私からアクションを起こしてアグレッシブなボクシングをするよ」とあらゆる展開を想定した練習を重ねたことを告白しました。
ボクシングファンが期待する「完全決着」を実現するため、第4戦のリングへ上がるマニー・パッキャオ。ファンの期待にこたえ続けてきたボクシング界のスーパースターは、誰の目にも明らかな勝利を手にし、因縁の対決に終止符を打つことができるでしょうか?
マニー・パッキャオ対ファン・マヌエル・マルケス過去3試合のレビュー
2011年11月 | 運命の最終決戦!マニー・パッキャオ対マルケス兄の第3戦 |
2008年03月 | 4年越しの再戦!マルケス兄とマニー・パッキャオのリマッチ |
2005年04月 | 宿命の初対決!マニー・パッキャオ対マルケス兄(前編) |
キャリア | |
テレビ視聴 | 12月9日(日)正午からWOWOWで生中継。視聴の詳細は「WOWOW公式サイト」をご覧下さい。 |